デジタルデータ化をすすめることで何を目指すか。

出来がよい作物もあれば、悪い作物もあります。

根菜では、今年はかぶや大根は良いですね。かぶはダイコンサルハムシにやられましたが、初期にさっさと諦めて圃場をスイッチした結果、すくすくと育っています。

ダイコンサルハムシ対策、ほんとこの虫ばかりはどうにもなりませんね。

なぜダイコンサルハムシが発生するのでしょうか。発生する要因を可能な限り取り除くことにより、食害のない良い作物が育つようになるのでしょうか。

なんだろうな…結局なぜその作物が良く育ったのか、考えてはみるものの決定的な答えには至りません。答えをバーンッ!!!と言っちゃう人もおられますけどね。少なくとも農業において、答えを言い切る人の話を、ぼくはあまり聞いてないですね、聞いてるふりして右から左。

作物が生きる環境ってそんなシンプルな因果関係にとどまるものなのか?うーむ。まぁよいです。

さて、夏頃から、農業経営にかかる諸々をデジタルデータに記録して数値を可視化していくことで経営改善を図りましょう、というオンライン勉強会に参加させてもらっています。

数年ほど前から栽培管理、販売管理、労務管理、財務管理について、エクセルや市販ソフト、アプリを活用して取り組んでおりました。

納品書を手で書くのも嫌になっていたし、労務や財務管理もしっかり整える必要性が高まってきていました。それらのPC事務作業をルーチン化するよう意識した結果、おかげさまで、PCに向かう時間が苦にならなくなり―そもそもそんなに苦ではないのですが―事務仕事は大切な時間だと認識するようになりました。

さて、それはそれとして、

ところがー…!です。

何が?

たとえば栽培管理では日々の記録をエクセルにベタデータとして残しているものの、ではそのデータを解析して次にどう活かすかまでの作業には至れていませんでした。

ベタデータの解析により可視化した数値を経営に活かすためには、日々の作業に加えて(自分にとっては)より複雑で面倒くさい事務仕事を上乗せしなくてはいけないので、ギアが…なかなか入らない。

そんなわけでデータ化の勉強会はとてもありがたかったです。自分一人では乗り越えられない壁を、他の生産者さんの動きに刺激を受けながら、負けてらんねー!つってドライブがかかるので。

ちょうど11月5日は、ぼくがプレゼンする会だったので、自分のやってる事務作業そしてデータを今一度しっかり見直すという有意義な時間を(むりやり!)作ったわけです。

で、プレゼンする。

すると、参加してる皆さんからいろいろとアドバイスを頂戴する。そして、また新しい課題が見えてきます。なんとありがたいことでしょうか。

―ありがたい、と言えばコロナのおかげでオンラインでいろいろできるようになったこともありがたいことです。コロナ拡散の裏には5G普及が相当かかわってるのでは?!と穿って見てしまうほどに!リアル会議の大半はオンラインで事足りそう。世代変われば、価値観変わればきっとそうなっていくのでしょうね。ハンコも収入印紙もほんとにいらない…さっさとかわって!です―

データ化をすすめることで突破したい課題のひとつは、原価率を算出することで多品目の取捨選択―メインとなる作物を季節で1~2種類に絞って利ざやを稼ぐ、その余剰で品目を増やし遊ぶための取捨選択―を行うことです。

徐々に進めています。

だが…!

そもそも栽培技術が未熟で歩止まりがよくない。と、いうことは出荷に足るクオリティにいきつくまでに収穫・調製・パッキングの時間が余計にかかってしまう。となると、人件費は増す。

つまり、

原価率は高くなる。

うーむ、技術が未熟なのはデータ化以前の問題…なのでしょうねー。

難しい!

続きはまたいつか。



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