久松農園がGg’sアテンドで大原朝市と大原農家ツアーに来てくれたお話。

10~11月中旬にかけて、極めてドタバタと、だが濃密に動いておりました。得た知見を頭の中だけに置いておくと、だいたいそのまま消え去ってしまいがち。整理して咀嚼してインプットしてかないと。

その濃密な動きの中、ハイライトが昨日。

15日(日)、【久松農園】の久松達央さんやスタッフやサポーターの皆さんが、【Gg’s】角谷さんのアテンドにて大原にご来訪くださいました!

朝市の時間帯からガッツリと大原の農に触れていただくという、何とも贅沢な、ありがたい企画!

photo by Mariko Kihira

久松達央さんと言えば、【キレイゴトぬきの農業論】【小さくて強い農業をつくる】で全国農業界隈で超有名な方です。

音吹園主にとっては、著書を拝読してから農に対する心構えがガラリと変わったほどで、心の師匠的立ち位置に君臨するスーパースターのお一人!

【Gg’s】角谷さんから、大原に来られます!とお話を聞かせてもらってからは、ウキウキと同時に、恐れ多さというか申し訳なさというか、畑に来てもらったところで何も見せられるものねーよ…どうしよう…とオタオタしておりました。

が、

そこはスターの、スターらしからぬ探求心?寛大さ?、そして【Gg’s】角谷さんの、人と人をつなぐ力と言いますか、おかげさまで事前にオンラインでお話させてもらうという、これ多分全国の農家さんには垂涎ものの、有り得ない機会までいただき、不安も払拭。

さらに、オンライン会議だけでなく、何と野菜セットまで事前に送っていただきました!

段ボールは当然のごとくにオリジナルのもの。

―そう言えば、うちもロゴマーク作る時、ロゴマークそのものの意味、いろいろな農園のロゴの由来を調べたくっていた頃、久松農園のロゴの記事もどこかで読みましたね。調べてみてください―

同梱されていたのは久松農園のパンフレットや野菜暦、野菜の保存方法やレシピなど。それらすべて食べる人目線なんですよね。これ忘れがちだけどとても大切なことやと思いました。

―農家ってマニアックな分野につっこみ独りよがりの職人的志向に陥りがちなので…。着いて来れない奴は着いて来なくていい!みたいな―

そして野菜。

箱から出して、音吹スタッフでセット内容を様々な角度から検証。ボードンパックは何号を使ってるね、土の質がこれなら土付きでいけそう、パッキングはこんな感じなんだ、といろいろと。

大原との比較をしながら、非常に楽しい時間。

もちろん野菜は絶品です。美味しい。どの野菜もエグ味がない。おそらく高技術だからこそ成せる再現性の高さで、毎年大きな差がない味でお届けできているのではないだろうかと想像。

狙って野菜を育てる、って実はめちゃくちゃハードルが高い。口ではいろいろ言ってるけど、野菜見たら、あーうんうん、そうねそうなるよね…って農家さんが多い中、野菜そのもので納得させるって…いやーレベル差を実感しました。

音吹では一エリアの圃場見学と作業場見学を。

圃場では、土を掘って、土質を見てもらったり、野菜を実食してもらえました。ちょっと見られただけで驚くほどのアドバイスや情報が…。引き出しの多さがすごかった。

photo by Mariko Kihira

作業場には、音吹所有の農機や設備、経営状況データなど諸々を資料として置いておいたので、それを見ながらアドバイス頂戴したり、農具の説明を受けたり。

photo by Mariko Kihira

前述しましたが、著書はキレッキレの文章なので、オンラインでお話する前までは、実は相当ビビっておったのですが(笑)―やべーガツガツつっこまれたら立ち直れねーぞ、と―と全くそんなことはない。

あー、この方の周囲はそら人集まるわ、という感じでビッグネーム感をさらけ出さずに人と接しておられて、また膨大な経験に裏打ちされた知識をとてもわかりやすく言語化して、もったいぶらずにバッシバシ伝えてくださるので、素人でも接しやすい。

音吹園主の今の課題のうち、抽象的な課題のひとつとして人間力アップ!を掲げているのですが、そうねこんな立ち居振る舞い必要やね…という。そんなところまで本当に勉強になりました!

ここで得た知見をちゃんと落とし込んで、日々の農作業と野菜に還元できるようにしていきます。

photo by Mariko Kihira

最後に、偉そうに圃場と野菜の説明をする園主。

あと、今回は圃場ガイドとして大原農家仲間や随行者として京北から【okulu】吉田さん、【あらい農園】新井くん他、も。いい機会でした!

今後に活かせますように!



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