バランスをとりながら着地する。

昨年、お友達から、無期限レンタルという名のKARIPAKU!頂戴しました!な、有り難き温情を得てデジタル一眼レフを使っております(ご了承いただいておりますので、通報はなしに願います)!ところが、どうしても野良仕事には、土けむり・砂ぼこり・突然の雨などなど精密機械にとってよろしくない環境がついてまわります。加えてぼくは、いちいち告白するまでもありませんけれども、とにかくもってものすごく面倒くさがり屋です。そんな事情がいろいろ重なり、最近は畑の日常を記録におさめるのに、カメラの割合が減りスマホを使用することが多くなってきました。

しかしながら撮影した画像を後ほど投稿するのにチェックすると、やっぱりデジタル一眼レフの画像の美しさには感動します。スマホの画像も決して汚いわけではないものの、比較すると荒かったり淡かったり、マクロがマクロになり切れてなかったり、あと一歩ー!!って残念に思う点が目に尽きます。

このあと一歩!って部分を、追求できる人と、できないぼくみたいな奴との違いって、ことのほか大きいように思いますねぇ。なんというか、この人やっぱすげー!って思える人って、程度や種類が違っても、このようなニュアンスの、ぼくなら踏み出せない“あと一歩”を踏み込んでいる人たちのように見えます。すげー人とたくさんお付き合いして、負けてらんねーって思いながら日々過ごしていきたいものですねぇ(^^)

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そして突然の話題切り替え。

こちらの畑に植わっているのはビーツです。ここのところ、生育の具合や収穫の時期を質問されることが最も多い野菜かもしれません。

およそ5aほどの畑で作付け中。

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※農的あれこれ。農地の単位について。

1a(アール) =  100㎡ = 約1畝(せ)  = 約30坪(つぼ)

10a = 1000㎡ = 約1反(たん) = 約300坪

100a = 1ha(ヘクタール) = 10000㎡ = 約1町(ちょう) = 約3000坪

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ビーツ、今年は8月下旬直播。

土の状態が非常に悪い畑であったことが影響して、発芽間際のビーツがバタバタと死んでゆくという事態、どうしよーどうしよーやっべー!って焦りに焦っておりました。

農薬や化成肥料を使用しない農法、土が勝手に野菜を育ててくれるに、ある程度おまかせする農法ですと、病気が出たり虫の害がひどくなったりした時に、何も有効な手立てを施すことできずガックリうなだれる他ない!といった事態に陥ることが多々あります。

それでもなお、農薬や化成肥料に頼らずに野菜を育てようとするならば、そこに、自分なりの明確な答えというか、信念のようなものをしっかり持ってないと、焦りに焦った時に、どういうアクションに走るか、わかんなくなってしまいます!

今回は、というか、対処法として考えられることをしてしまった後は、野菜の生命力頼み!そう、このビーツたちは非常に頑張ってくれまして、育っている量は少なくなってしまったものの、何とか収穫までこぎつけそうといった結果に落ち着きました。

その、自分なりの明確な答えというか、信念のようなもの、があると、ようするに、野菜を信じて我慢できる!ようになる、とぼくは思うのです。案外とこいつらは自分なりにがんばって何とか育ってくれたりするものです。もちろんどうしようもないほど大きな被害の病虫害だって中にはあるから、ここらへんまでは野菜を信じて大丈夫!ここから先は放置してたらダメ!って線引きを経験から得ることは大切なことですけれども。

にしても、信じて待つ・我慢する・何もしない、って…勇気がいることでしてねぇ(^_^;)

で、ね。

こんな具合に、育てた野菜を売る農家としてやっております中、この一、二年とくに考えていることとしては、専業農家として重要なことは再現性(質、量、姿形、味などなど)なんだなぁと。

音吹では去年ビーツとニンジンがとても良く育ってくれまして、たくさんの方にお届けすることができました。こうすればちゃんと育つ!という、ある程度の、自分なりの経験則を得ても、例えば驚異的な病虫害によって、去年は良かったけど今年はダメでした!…よくあるんす。

毎年、音吹はこの時期にこの野菜を準備できる!という、安定した供給力、すなわち毎年同じことが再現できる力、これはもう当たり前な言い方をすれば技術でしょうけど、やっぱりそこらへんが何より重要だよなぁと思うわけです。

とは言え、技術の追求と確実な安定供給は、ともすれば野菜をコントロールするという視点に寄りがちなので、そこはバランス。自然にはどうがんばっても抗えません、ここはレットイットビーやろ!?と自然を尊重する部分とのバランス。

そこらへん、自分なりに納得いくよう着地できるようにしていきたいものです。

 

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ホウレンソウ。本葉が見えてきました。

あまりにも晴れが続き、土がカラカラのド乾燥状況。秋冬は自然の降雨に頼るのみ!なんて叫んでおりましたが、さすがに無理!待てない!

ということで、10月以降の種まき分についてはポンプによる水やりを連日行うことに。

結果、ホウレンソウ、何とか出揃ってくれたというところです。

さきほどのバランス感覚で言うと、水をやる農家もいれば、自然降雨を待つ農家もいて、音吹は必要に応じて機械に頼って水やりする農家、というポジションにいるのでしょうねぇ。

約一反ぶん。12月中旬以降から2月にかけてダラダラと収穫していく予定です。積雪が少ないことを、今から祈っております!ではまたね!

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