霜が降りる前にレモングラスを刈り取って乾燥させる。

近頃、里の田畑で出会った人との挨拶について回る会話、「雨降らへんなー雨欲しいなー畑カラッカラやなー」、10月11日の明け方に降って以来晴れが続いています。

雨が降らないと、畑の乾燥が激しくなります。朝方の朝露がそれなりにありますので、特別心配していないとは言え、土質の良くない畑にはクラック(ひび割れ)が見えてきています。過酷な環境の中、野菜の根っこも土中の水分を探してどんどん伸ばしていることなのでしょうけど…。

にんじんなどは、実は播種後40~50日が一番水分を必要とします(音吹は8月下旬播種なので10月初旬以降には雨が欲しいところ)。葉物類も同じ姿で生育が止まったまま。大原ですぐきをつくる賀茂の専業農家さん達はポンプアップして水やりを始めておられます。うーむ、そろそろうちも水やりすべきか?!

昨日、ほんの一瞬だけ、ほーんの一瞬だけ!ポツッときたのですけど…。週間天気では火曜日に雨マークが予報されていますが、さてさて、どうでしょうか。一雨あればぐぐぐっと生長するのでしょうけどねぇ。

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音吹は多品目農家です。季節ごとに、何とな~く柱に据える野菜がいくつかありまして、その脇を固めるようにわらわらと様々な野菜・ハーブ・花が植えております。今年は花に魅せられました。秋の里にはコスモスがよく似合いますね。管理しているけど手が行き届かない畑などなど、来年はコスモスの種蒔いてみようかな。

今回は、こんなハーブの紹介。

 

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カヤ?!

のように見える単子葉のハーブ、そうそうレモングラスです!

イネ科オガルカヤ科のハーブでインド原産の多年草。と、いうことは本来ならば越冬して毎年株を大きくするわけです。オーストラリア南部の雪山でも温かい場所なら育つという紹介も見つけました。ですが、大原ですとそのまま畑に放置したままでの越冬は無理です。

そしてさらに、冬前に株を掘り上げて鉢に上げて、たとえば軒先など霜が降りない、寒くない場所に保管したとしても…越冬は無理でした。まぁやり方の問題もあるかもしれませんが、大原在住のハーバリスト、ベニシアさんに確認したから、きっと里の冬の寒さはレモングラスにとって厳しすぎる環境なのでしょう。

毎年、新しい株を植えつけて、霜が降りるまでガサガサと収穫を繰り返します。一年草として植えても株間50cmくらいにまでは育ちますよ。

東南アジアでは根を切り刻んだものを香味づけに使うことも。日本では主にハーブティー。シトラールの香りがふわっと漂い、飲みやすいティーとなります。

 

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この切り口、断面、とても美しいですねぇ。ザクッと地際近くから最後の刈取りです。そのうち根っこも掘り上げて、何かに使ってみますか。

 

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刈ったレモングラスは丁寧にチリを取り、水洗いしてから刻んで乾燥。そうしてようやく保存できる格好になります。

※大原の住宅はホントに湿気が多いので、こうした乾燥物の保存には気を使います。我が家ではボルミオリ・ロッコのフィドジャーを使用。しっかり密閉できる、そこそこの容量のものが安く手に入れられるので(笑)画像のものは3Lの容量です。これに、しっかり乾燥させたハーブをぼんぼん入れて、さらにシリカゲルを入れておくと、少々のことなら大丈夫ですよ!

※レモングラスのドライはシングルでも販売中。他にもドライハーブ類、パックで販売しております。ペパーミント、レモンバーベナ、ネトル、などに加えて、ブレンドも数種類。ご興味ある方、ご連絡くださいね(^^)

さて、画像には、紅くるり大根の、できそこないのカットとバターナッツも。まず、できそこないという表現。紅くるり大根は皮も中身も赤いサラダ用・生食用大根。ところが、先祖がえりする割合が結構高めで、1割弱白い皮のものやバイカラーのものなどがまじります。そういうわけでできそこない。食べる分には全然できそこないなんかじゃないのですよ。だけど、販売するにはどうしても避けなければいけません。キレイな色しているでしょ!

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余談ですが、消費者の立場にたてば、野菜の規格が揃っている必要はない場合が多いですね。農家も食べる分にはだいたい出荷できなかったできそこないの野菜が食卓に上がります。出荷できない規格外の野菜は廃棄されます。音吹では規格外野菜として一部出荷したり加工したりしますが、それでも廃棄野菜の量は相当あって悩みどころのひとつです。ただし、簡単に廃棄野菜をぼんぼんと人に配るのも、農家は農家で自分で首を絞めることにもつながります。なぜなら正規品を買ってもらえなくなるからです。そうすると、一生懸命栽培してそれで生活する農家は生活が厳しくなります。正しい選択なんて無い、難しい問題ですよねぇ(^_^;)ただ、救いとしては、廃棄される野菜は堆積させて堆肥として、また次なる野菜たちの養分として、土に還元されることです。決して無駄に廃棄されるだけ、ではありません。…そう思わないとやってられない、という部分もあるかもしれませんけど。

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バターナッツは、ディスプレイ用に欲しいというお申し出をいただき、少しピックアップしてみた次第です。小さいものはカワイイですもんね。

バターナッツや冬瓜など、貯蔵夏野菜もそろそろおしまいが近づいてきました。保存して食べているタマネギ、ジャガイモも少なくなってきたなぁ。いよいよ冬が近づいてきました。霜が降り、雪が降るまでにやっておかねばならない作業をこなしていく日々が始まります。

またね!

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