野菜の茎の部分。

18日日曜日の朝市から秋冬野菜の出荷を本格的に開始、年末に向けて待ったなしの収穫・出荷準備ラッシュが続く予定の音吹です。昨日の明け方は道路脇のデジタル気温表示が5度!いよいよ霜が降りるのも近くなってきましたね。一日の気温の寒暖差が激しくなればなるほど野菜の甘味が増していきます。大原の野菜が美味しいのは、この急激な寒暖の差が一因ではないでしょうか。

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オレンジ色のミカン箱コンテナに野菜を積めて収穫、持ち帰っては外葉を落とし水洗いして、ようやく袋づめ。

この外葉落とし、わたしたちは調整(調製?)と呼んでいますが、収穫したままでは店頭に並べられない状態の野菜をキレイに整えることを言います。

例えば、葉物であれば、外側の葉すなわち出てくるのが早い葉から肥料を切らして黄色くなっていきます。その黄色い葉を取り去っていくわけです。この作業、ことのほか時間がかかります、めんどい!我が家は半外でこの出荷準備作業をしますので、寒い冬場には冷気が床から伝わってきて芯から冷えます(*_*)

慣れてくると身体も寒冷地仕様になってきますし、また防寒具をうまく使って長時間の出荷準備にも耐えられるようになりますが、冷え症の嫁さんにとってはヒ―ヒー言いながらの日々(^_^;)

まぁそんなこんなのしんどい部分って確かにあるから、離農する人が多いし耕作放棄地増えてる現実があります…。何でもそうだと思いますが、理想の部分・花形の部分を支えてるのは、土くさい汚い現実なんですねぇ。

とーはー言ーえー!

そんな、しんどいなーと思うことも全部ひっくるめた上で、やっぱり楽しいことだらけ、それが農!朝一番からくっそ冷たい中で野菜の準備してガチガチになりながら仕事上った後の~、コタツで熱燗!うまいご飯!きたこれ、たまらんじゃないっすか、しんどい部分があるからこそ余計にうまい、って最高じゃないですか(^^)

いろんな角度から農の楽しさは見えてきますが、今日はぼくの好きな野菜の茎の部分の写真をチラッとだけupしますね、見てください!

 

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紅芯大根。ようやく収穫が始まりました。今年は無施肥。

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こちらも始まりつつあるビーツキオッジャ。少し大きく育ち過ぎた??

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紫茎の水菜。サラダに映えます。

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あやめ雪こかぶ、肉質きめ細やか、甘味の強い小カブ。陽があたる部分が紫色に染まります。

 

美しいですよねぇ!

根菜であれば根菜そのものの魅力はさることながら、根上部から茎が伸びている、その茎~葉に至るまでのグラデーションと言いますか、色の変遷、キュンとくるものがあります。

これはまぁ野菜に限ったことではないのですけど。

茎葉もこの時期以降ですと食べられるもの食べられないものあります、厳密には食べられるけど、美味しくは食べられないといったほうがいいですね。それにしてもこの力強さは…何とも言えないものあります。

 

そして茎ではないけど…

 

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黒大根の、この何とも言えない肌!スタッフさん曰くストッキングをはいた大根、言い得て妙!

この黒大根、はじめて種まきしましたが美味しいですね、アクやクセがなく肉がつまっていて皮の黒さがアクセントにもなるし。

見た目だけでない、魅力的な大根ですねぇ。

 

ぼくは今とにかく欲しい本がありまして、奥田實さんの『生命美』、『野菜美』というものなのですが。

『生命美』についてのアマゾンの紹介には、日本の落葉広葉樹林と常緑針葉樹林に生育する樹木150種を徹底的に解剖。新芽、花、葉、種子、果実など、木々の素材を網羅。樹木のことだけでなく、日本のすばらしい森が生き生きと感じられる写真集。とあります。野菜美も同じく、野菜の生き物としての姿をクローズアップした写真集だそうで。

現代の野菜は、食糧として成り立つべく品種改良のなされてきた(これは固定種とかF1の種とか、そういう分類よりも蔬菜として考えたとしても)もの。人間にとって都合よくつくられた命と言われればそうなのでしょう。

だけどそれでも、たとえ固定種のものであろうとF1種であろうと、こいつらは艱難辛苦に耐えては逞しく美しく育っていく姿をこれでもか!これでもか!と見せてくれます。

きっと奥田さんには、思いもよらない視点で植物を見てるんだろうなぁ。

さて今日も畑に行ってきます。今日は野菜のどんな姿が心打つのか、アンテナ張り巡らせて楽しんで参りまーす。

またね!

2 thoughts on “野菜の茎の部分。

  1. そうそう!! この茎や野菜の色のグラデーション、たまりません。
    こんな写真のup嬉しいです。
    それにしても いつもながら野菜愛に満ちた写真ですね。
    なかなか、こういった話に同感してくださる方が近くにいらっしゃらなくて残念なのですが
    本当に眺めていても飽きないくらい美しいと思っています。
    根菜類を真上から見た時の、葉や茎が放射線状に広がっているのも、切り口の美しさも、まあ要するに野菜も、畑もどれだけ見ていても飽きないと言う話をして、職場の同僚に呆れられる始末です。 最近更新 頑張っておられてこれもまた、楽しみ、楽しみ・・

  2. てんさん、コメントありがとうございます(^^)職場の同僚さまに呆れられるほどの野菜愛、さすがです(笑)切り口の美しさ、あぁ分かりますねぇそれ、ぼくもチンゲンサイや小松菜を根元から1~2cmのところで輪切りにした時の切り口の薔薇みたいなデザインにいつもしてやられます。野菜美、という本、ひょっとしてお持ちですか?もし持っておられたら拝見したく…(^_^;)更新、ぼちぼちですがしっかりとお届けできるように頑張ります!いつもありがとうございます!

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