鶏糞使用についてあれこれ。

あー、なんかつまんない記事を書きました。

 

鶏糞使用を控えようと検討していることについて。

 

音吹は作物の栽培において、動物性・植物性問わず肥料は投入します。肥料成分のうち窒素供給の主は鶏糞、油カス、有機ペレット肥料(有機JAS認証のもの)あたりですが、そのうち鶏糞は安価で使いやすいこともあって長年継続して使用してきました。

 

が!!

 

近年、この鶏糞を使用することによる弊害がやたらと大きいと実感しておりますが、主に…

 

・リン酸過剰による肥効の減少

・鶏糞のエサに含まれるハキダメソウの蔓延

この二つ。

 

 

リン酸過剰については即効的な改善方法はないと思うので、今後は鶏糞の使用を控えて、マグネシウムは積極的に入れつつ(マグネシウムはリン酸吸収を助けてくれる)、より積極的に植物性の有機物を入れて土そのものの体力をちゃんとつけて長年かけながら対処していく、当たり前のことですけど。

音吹は、緑肥、モミガラ、ソバガラ、稲ワラ、野菜残渣、剪定クズ堆肥などの有機物を畑に入れるようにしています。(ちなみに動物性の堆肥は畑や作物によって使用しますが、基本的には馬糞のみ。鶏糞もまぁ堆肥と言えば堆肥なのかもしれないけれど)

その植物性有機物投入量を畑によってはもう少し増やしていこうと。腐植をどんどん増やして、ふっかふかの土の上を歩きたいものです。長期的には。

特に手に入り易いソバガラの有用な使用法をもっと考えよう。昨日【河村製粉】さんにお邪魔してきて、ソバガラについてあれこれお話をうかがってきました。

産業廃棄物としてお金を払って処分するしかない現在のソバガラ廃棄事情。

農家仲間の【山本有機農園】さんはガサガサ生のまま入れて、特に実害なく畑を回しておられます。生施肥でも問題なさそうならそれが一番手っ取り早い施用法だけどな、特にソバガラはフザリウムを抑制させる効果も高く、また根こぶにもよく効くらしい(ただ根こぶ胞子を発芽を促す効果があるという点がミソで、施用後2週間以上はあけないと近くにアブラナ科で根こぶにひっかかる野菜がある場合はよろしくない、ようするに大根と同じやな)

大規模に堆肥化できれば一番ですが、畝間に敷いて、さらにごま油カスなど上から振りまいて表層発酵させつつ土中に染み込ませて追肥期待と、シーズン終了後落ち着いてからの土中鋤き込み、あたりが現実的か。生施肥ももちろん視野に入れつつ、【山本有機農園】さんの情報もいただきつつ(笑)検討していこう。

ただ、短期的には、鶏糞施肥をストップすることによる窒素の供給減が当然考えられるので、その対策として、ひとつは良質な有機ペレットの採用を検討していることと、山田製油さんのごま油カスのもう少し有用な使用方法を考えること(今は夏野菜に穴肥として使う程度ですが、早い段階で土に混ぜ込んでやって発酵促進を期待したいがリン酸も入ってるしなぁ)。

そして何より一番意識したい点ではありますが、安定した供給量を求めるあまりに狙ってきた過度な密植・連作などを避け、余裕のある作付けをすること。

野菜一株が根を伸ばして養分を吸収する範囲を広くとる、株間や条間を広げる、反当たりの作付け量を減らすことで、身近な生育環境を改善していこうと。狭い部屋で過ごすより大きな部屋で過ごすほうがのびのび気持ちがいいものね。

 

来シーズンの課題。

 

で、ハキダメソウ。これは鶏糞の弊害というよりも、農家としての怠惰さが何よりの原因なのですが…。

鶏糞のエサに含まれて生えてきてしまったこの草。ですがもっと初期段階で除草してやれば種もつかずに蔓延ることはなかったものの、ついつい放置し続けた結果、種が無数に畑に散らばりきっていて、除草しても除草しても追い付かない、そんな負のスパイラルに陥っているという印象があります。

今年はこのハキダメソウにしてやられました。生育が異常に速く、かなり幼い時期から種をこぼしていくので、もうネズミ算式に増えていきます。アブラナ科の直蒔き野菜などは、かなり早く生育するほうですが、それでもこのハキダメソウの生育速度には追い付かない。初期除草を例年よりも回数増やしたところで全く対応できない、そんな事態。

個人的には作物の生育に影響がないようでしたら、草が多少生えていても気にしない、むしろええこともあるやん、と思っているし、このハキダメソウに関しても当初は緑肥や緑肥やー、くらいに考えていたのですが…。まったくよろしくないですね、早急な対策が必要です。

ひとまず対処療法的ではありますが、アブラナ科葉物をはじめとした直蒔き野菜は当面の間控える予定でいます。非常に消極的な話…(^_^;)

種を蒔いてよーいドンでは雑草に生育速度で叶わないなら、苗を仕立てて植えるしかありません。そんなわけで当面は育苗定植野菜の割合が増えていく予定です。…それにともなって、できればあまり使いたくないマルチの設置量も残念ながら増えていくね、ガクッ((+_+))本当にマルチが、その作物に必要かどうか、見極めながら使っていきたいと思いますが。

どちらにしてもハーブやキク科作物の作付け量は相変わらず増やしていくつもりをしていますし、直蒔き野菜を減らしていく分のカバーは考えていきたいですね。

 

なんだか備忘録になってしまいました…。また編集するかもしれません。

ビタミン大根。

寒くなり始めて、ツルウメモドキ果実の外皮?が割れて中身がぽぽぽっと。

 

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盆栽やフラワーアレンジメントでもよく使われる素材だそうで。

確かに映えます、この赤。

おしなべて三片に展開するんですね、この黄色の皮は。

日本中の野山に生育しているそうで、英名はオリエンタルビタースイート、鳥が大好きなんですって。

 

いつも思うのですけれども、野菜がお店やマルシェなどで陳列されている時に、緑一色でなく、赤や黄色や紫とカラフルであればあるほど目を引きます。野菜の形ももちろん大いに関係しているのでしょうけれども、まず第一に色の多彩さで立ち止まる人が多いですね。

食を楽しむひとつの要素として、無視するわけにはいかない。農家としても、野菜の種を選択する際のポイントのひとつとなっています。

 

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ビタミン大根。

(…この流れで紹介するのが緑かいッ!?)

中国が原産のおろし大根。うっすら緑が美しい大根。

甘味辛味のバランスが抜群で、音吹の大根おろしはもっぱらこれ。

水分が少ないので、煮込むとボソボソっとしてしまいますが、おろしやサラダはもちろん、素揚げ、炒め物などの調理にも適しています。

まるごとお漬物にして名産品としている地域もあるのだとか。

この大根を大量にすりおろしてのみぞれ鍋。

最高です。

師走ですねぇ。

京都造形芸大養蜂部(ジュエリーもつくってるよ)の土からできるカレー。

先々週、引っ越しを終え、新居にて暮らし始めました。

 

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家の中は、とりあえず運んできた荷物で溢れ返っていますが、何が何やらどこに行ったかよくわからん、という状況は脱し、生活スペースを一応は確保しました。

…隣の家から隣の家への引っ越しだから業者は使わず、と簡単に言っても、まぁ仕事しながらですと大変ですこと。

まだ旧宅の掃除が残っております。年内中に終えなければ。

写真は銀梅花。

先日購入したもので、鉢植えにしました。全く知らなかったのですが、この木の葉はマートルといって、肉料理などの風味付けに使われるハーブでもあるそうで。確かにほのかにいい香り。

名前の由来は梅の花の形に酷似した花が咲くが、その花が純白色をしているためで、銀梅花(ギンバイカ)なのだと。

古代ギリシャでは豊穣の女神デーメーテールに捧げられた花であるようで、よし分かった、引っ越しのお祝いに音吹のシンボルのひとつとしよう!と後付け。今後園主に大切にされる予定の木となります。

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それはさておき、今日は朝市後、京都造形芸術大学の学生さんがご来訪。

何でも養蜂部?に所属している学生さんで、左京区近辺の農地で育った、土で育った野菜を使ってカレーをつくり食べながら、おいしいって何だ?おいしいをデザインしてみようというイベントを企画しており、そのイベントで音吹もピックアップしてくださいました。

土からできるカレー。

たいていの野菜は土からできているので、スーパーで買おうがコンビニで買おうが、土からできるカレーであるのは違いないのですが、野菜が土からできていることを想像するところから始めて、その土で栽培している生産者にわざわざ会いに来てくれて、そのストーリーをカレーに添加する一連の丁寧な流れ。

養蜂部なのにカレーなのがまず分かりませんが、養ニホンミツバチの蜂蜜とカレーとジュエリーをリンクさせてアートの発信を目指してる、という、おっと待て待て、さらにジュエリーも入ってきたぞ、こりゃますます分かりませんが、何はともあれ何やら楽しそうなことをしながら、生産者にとって外してほしくない本質はしっかりと押さえて会いに来てくれた学生さん達、音吹夫妻は刺激を受けました。

もう一度学生に戻れるなら、指針を持ちつつ感性を磨くためにいろいろと首つっこみながら変態的な先達に早々に出会って価値観をブチ壊されもって視界をギャギャーンと押し広げたいものです、羨ましいね!

【瓜生山養蜂部twitter】

さてさて、

今回、養蜂部の皆さんには、草の中で何とか生き残っていたホウレンソウと、たまたまインタビューを受けている畑に植わっていたニンジン、朝市で残ったパクチーをお渡ししました。

 

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ご予約いただいていたのがホウレンソウで、ニンジンも使ってくれるのかは分かりませんが…。

ねっちねちの粘土質の大原の土でゆるりゆるりと栄養分を吸って育ったニンジン、今年は天候不順で甘味や肉質に満足できないところがあるのですが、それでもまぁ壊滅的な状況からよくもまぁここまで大きくなってくれたものだと、親心炸裂の音吹ニンジン。

12月7日の養蜂部のイベントに行かれる学生さんたちはぜひカレーを。

今年は野菜の出来が良くないので、配達などはほとんどしておりません。ニンジンをお求めの方は、里の駅大原や朝市などでお買い求めくださいませね。

いつもありがとう(^^)