あとはあがるだけ。

ここのところブログのトーンがやたらと暗くってダメダメな園主でしたが、切り替えて今バッシバシ種蒔きし直しています。そんなこともあり、端境期の長期化は避けられない秋ですが、気持ちの良い天候が続いて気持ちは晴れ晴れ。

やっぱり曇天、雨天よりもイイ天気ですと盛り上がりますなー。また来シーズンは何つくろうと改めて練り直すのも楽しいものです。

今日は越冬・来早春採りの壬生菜やチンゲン菜花用の畑を施肥・耕うん予定。空芯菜・ツルムラサキの跡地です。…ツルムラサキのぬめりが次作に影響しませんように!

 

 

次男、先日もらったストライダーにまたがって楽しそう。

台風24号は大きな被害なく去っていきました。

台風、こう何度もくると、その対策も少し手慣れてきますね。

 

24号は大原よりも東を通過したので、吹き返し(吹き戻し?)の風が強く、夜中に激しくガタガタいってました。

(一日中、スタッフに借りた浦沢直樹のビリーバット読んでました、満足)

 

明け方、畑見回りしたところ、防虫ネットトンネルやべたがけした不織布が飛んでるなど、想定内ではあったものの、概して21号ほどの大きな被害はありませんでした。

あー、ホッとしました心底。

 

さぁ次は25号!25号くるまでの晴れ間に何ができるか!です。

 

畑の乾き具合・種まき作物の選定・苗の育ち具合・草の伸び具合、様々な状況をこねくりまわして、最大限の効果が発揮できるように段取り組んで、実際に動く!

 

…できれば来ないでほしいけどもっ!

 

よし、がんばりましょう。

そんなわけで、大原は、音吹は、わりと元気です、という報告でした以上。

少し動きやすくなってきました。10月中下旬まで種蒔き続けます。

2日好天だと思うと3日連続の雨予報でしたり、依然として難儀なシーズンが絶賛継続中。

とは言え、9月前半に比べると、ちょっとは落ち着いてきました。ここまでくると、適湿状態で耕うんする、ベストな時期に種を蒔く、だとか高望みはもうしなくなりますねぇ。

こんな時はビニールハウスがあればこんなに悩まなくていいのに!と思うこともありますが、施設栽培には施設栽培の苦労がたくさんあります。

何と言っても費用回収が大変なことと、台風の脅威に常に気を使わなくてはならないこと。先日の21号の被害はまだまだ記憶に新しい通り、ここ数年は九州を通過せずに近畿にダイレクトアタックしてくる台風の何と多いことでしょう、大原でも台風ごとにビニールハウス倒壊を繰り返してる農家さんがおられて、そのたびに心労お察しします。

…これ、我が身に置き換えたら、気持ちの切り替え、ちゃんとできるんだろうか、もう落ち込みまくります。

その点、露地栽培は作物が様々な理由で作物がダメになっても、ササっと別な作物に切り替えることでロスを最小限に抑えることもできます。

例えば、ダイコンサルハムシの食害で大根が幼苗のうちにやられてしまったら、さっさと諦めてホウレンソウにしてしまう!などなどですね。

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余談ですけど、上述はしたものの…

音吹では、先日蒔いた赤カブが現在サルハムシの被害を受けており、ちょっと迷っています。別の作物を蒔きなおすことが最善やろうなと思いつつも、作業に費やした時間や、さらにもう一度費やす時間を考えると躊躇するものです。あと種代も馬鹿にならないもの(^_^;)

さらに横道それます。

この時期に厄介な害虫としてはダイコンサルハムシ、キスジノミハムシ、ネキリムシ、ヨトウムシ、モンシロチョウ幼虫他いろいろとありますが、ある圃場ではケール、わさび菜などのアブラナ科がトビイロシワアリの食害を受けています。

【トビイロシワアリ】

全国でも被害報告事例がいくつかあり、キャベツなどの地際部の茎を帯状に食害することで作物を枯死させる、と。まさにその様子の食害痕がうちのケールでも見られ、被害株のあたりを掘ってみると蟻うじゃうじゃ。

同圃場はアブラナ科の出来が悪いな欠株が毎年多いなと思いつつ、それについては別要因を想像していましたが、今回の調査で原因がはっきりわかってむしろスッキリしました。

この蟻は西日本にたくさん見られるごくごく一般的な蟻で、引っ越しすることは稀、数万~数十万単位のコロニーを作るとのことで、もうずっと地中に巣食っているのでしょう。

深く耕して巣を潰す、物理的防除が一番だそうで、来季以降に活かせそうです。

それにしても蟻の食害とはなぁ(^_^;)

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施設栽培にも露地栽培にも、それぞれやり易い点、やり難い点があるということ。天候が経営に影響を与える仕事は多々あるでしょうけれども、その影響が良し悪しに直結する仕事ってやっぱり農業の特性だよな、と思う今シーズンです。

とにかく、

10月中下旬までは、雨の日は屋内で育苗仕事、雨上がりは夏野菜の片づけ、少しでも土が乾くや耕して種まき・苗植え!とフルスロットル!負けじと頑張ろう。

 

 

画像は大根の畑。今年はマルチ栽培にチャレンジ。

 

 

こちらは黒大根の苗。

ブラックスパニッシュロング。

 

 

黒皮、中白のほっくり洋大根。

秋冬野菜、楽しみです!

 

 

悪天続く。

これ。

 

 

2018年9月、京都市左京区の天気。

台風が9月4日でしたが、その後見事などんより模様が続いています。

2016年、2017年の9,10月の天気も似たようなもので、曇りと雨が大半を占めています。

 

 

大原では9月10月は秋冬の作付けに非常に重要な月でして、この時期を逃すと作物は大きくなりません。

2015年9、10月は好天が続きましたので、作物の出来もそれに関連して非常に良く、翌年2016年3月まで野菜がたくさんあって早く収穫せねば!!という状況でした。

 

始まっていないのに、すでに暗雲立ちこめる2018年。

また週中には雨の予報がご鎮座ましましている週間天気予報。

 

露地栽培は不安定ですねー。晴れてくれることを祈るしかない。近場の農家さんはどこも似たり寄ったりでしょう。

 

昨日は八瀬駅ホームで開催されてた八瀬ワンダーマーケットに顔出してきました。

出会った亀岡の新規就農農家さん【ポトンファーム】さんも同じようにこの悪天候にご苦労なさっている様子。

とにかく今年もやりにくい年です。

 

pppppppppppppp

 

はい、ところで。

短い滞在時間の中、出店されてらした【gorey cafe】さんにてビール二杯も飲んで憂さ晴らし。

【gorey cafe】さんもたまにうちの野菜を使ってくださってるとの話を、以前朝市にいらした時にうかがいました。

ここのところ、音吹野菜を食べられるレストランなどなど、どんなところがあるの??ってネタ、全くスルーしていますが、実はちょこちょこwebサイトに使いたいから画像くれですとか、紹介ムービー撮るのに畑寄せてくれですとか、もうすぐオープンするから畑見せてくれですとか、そんなご依頼を受けています。

ちゃんと紹介しないとね…(^_^;)

こちら【miyama162】さん。【Gg’s】さん経由にて。

【Prinz】元シェフ風太くんのお店。

webサイトにはでかでかと風太くんと園主が畑で笑ってる写真が。何故この写真なのか…ありがたいやら何やら。

 

記事が迷走し始めたのでここいらで。

では束の間の曇り。畑仕事をば!

自作で環境制御システム?!講義と万願寺甘とう部会長の圃場見学by京都オーガニックアクション。

先日【京都オーガニックアクション】主催の生産者向け勉強会に舞鶴まで出向きました。

※出不精の園主がなぜ急に勉強会に!?という経緯はこちらに→【異常が常態化しつつある気候や予測される有機農業のこれからの動きに対して】

 

講義は環境制御について。

環境制御による農業とは、簡単に言うと、ハウスなど施設園芸において、各種の環境因子(温度、湿度、飽差、日射量、CO2、風向き、他)をモニタリングして出てきたデータと植物の反応を照らし合わせて植物生理学(要するには、光合成したり呼吸する植物の生理機能のことを研究する学問)により分析し、その分析を基に自動制御されたシステムを用いることで作物の増収を狙った農業(たとえば、暑くなったら勝手にハウスのサイドビニールを巻きあげたり、光合成量を増やすには空気中のCO2濃度を適切な量にまで引き上げる必要があるがそのために自動で炭酸ガスを流入したり)といったところでしょうか。

こうして書くと、自然の摂理を無視した傲慢な農法、のように見えなくもないですが、実際に話を聞くと、植物生理が背景にあることが大前提でシステムだけが機能していても仕方がない、というあたり、より植物に寄り添った分析・観察を大切にする農法、のように思いました。

 

 

このブームは、近年のオランダ施設園芸によるパプリカ・トマトの超増収状況が日本にも波及してきたからのようですが、今回の講義では環境制御の歴史から、そもそも環境制御とは?というところから、全くよく知らない園主のような文系丸出しダメ農家にも分かりやすい内容でした。

※講師は、昔からお友達の、和歌山【あゆみ農園】の西さんという方でした。もうね、すごい人!!ITベンチャーが前職だけあって、コンピュータには強いのでしょうけど、植物生理についての知識も豊富で、話が理路整然としていて、スッと入ってくる!

 

 

こちらは、西さんの講義を基に先進農家さんが自作した環境制御システム・モニタリング用のセンサー内部)。すっご。

この講義の主内容は、環境制御システムは導入しようとすると結構なコストがかかる、ところがそんなコストかけられっかい!といった農家にも自作でできるものだってあるよ!と、自身が制作してきた例の発表にありました。

…あかん。

コンピュータの話はほぼ分かりませんでした(^_^;)理系脳を鍛えなければ…。

 

農業には、やらなくていいことや無駄なことがたくさんあります。

高度なシステムでなくても、無駄を省き、省いてできた時間を植物を観察し、より良い生育に促すために使う。

当然と言えば当然のアプローチですけど、無駄の多すぎる音吹には、労働が鑑!的なところを言い訳にしていたり、根本的な解決ができないまま毎年同じ無駄を繰り返していたりと、反省しきり…。

※例えばどう考えてもニンジンの水やりのために人員も二人費やして、一反あたり二時間近くも時間をかけるのは無駄。それなら、そこは高いけど、高圧力なポンプを準備して、灌水チューブを使えば、人は他の作業に時間を使える。

作業の無駄な部分を洗い出して、できることからクリアしていかねばなりません、まずはそこから。

環境制御システムについては、山間地で土地の有効利用が難しい地域(大原もそうですよね)でこそ力を発揮する、これからの時代に適したスタイルだなと思いました。

同時に、加算が基本のシステムだけに(飽差が上がるとミスト吹いて空気中の水蒸気量増やす)、大原のように多湿すぎて、減らしたい場合はどうしようもないのか?なくもない天候の時はいいけど、費用対効果としてはどうなるのだろう?

 

いやー面白いね、ちゃんと勉強しないともういろいろついていけなくなりますね(笑)

 

こちらは環境制御の座学の後に、舞鶴発祥の万願寺甘とう(万願寺とうがらしの原種で、京野菜)の先進生産農家、添田さんの圃場見学!すごい!

万願寺甘とうを名乗れるのは発祥の舞鶴、綾部・福知山のみということで、詳しくは【万願寺甘とう】のwebご覧いただければ面白いです。

天敵や環境制御を導入し、圃場の一部を農薬・化成肥料を使用せずに栽培し、その上結果を出して…とやっぱり篤農家さんは本当に尊敬!

いろいろと勉強になります。

パートさんが働きやすいように、とにかく作業はシンプルにしてる、とか。

うちなんて、多品目過ぎて、スタッフは何度聞いても覚えられないような作業内容ばかりになってます。いろいろ考えなおさねば!!

 

 

勉強になりました!

やっぱり漫然と毎日を過ぎているだけではダメです。

問題意識をもって、クリアするためにはどうするのか考えて、で、実際に動く!

…もっと外出て刺激に触れよ。

頑張ろうーっと!