悪天続く。

これ。

 

 

2018年9月、京都市左京区の天気。

台風が9月4日でしたが、その後見事などんより模様が続いています。

2016年、2017年の9,10月の天気も似たようなもので、曇りと雨が大半を占めています。

 

 

大原では9月10月は秋冬の作付けに非常に重要な月でして、この時期を逃すと作物は大きくなりません。

2015年9、10月は好天が続きましたので、作物の出来もそれに関連して非常に良く、翌年2016年3月まで野菜がたくさんあって早く収穫せねば!!という状況でした。

 

始まっていないのに、すでに暗雲立ちこめる2018年。

また週中には雨の予報がご鎮座ましましている週間天気予報。

 

露地栽培は不安定ですねー。晴れてくれることを祈るしかない。近場の農家さんはどこも似たり寄ったりでしょう。

 

昨日は八瀬駅ホームで開催されてた八瀬ワンダーマーケットに顔出してきました。

出会った亀岡の新規就農農家さん【ポトンファーム】さんも同じようにこの悪天候にご苦労なさっている様子。

とにかく今年もやりにくい年です。

 

pppppppppppppp

 

はい、ところで。

短い滞在時間の中、出店されてらした【gorey cafe】さんにてビール二杯も飲んで憂さ晴らし。

【gorey cafe】さんもたまにうちの野菜を使ってくださってるとの話を、以前朝市にいらした時にうかがいました。

ここのところ、音吹野菜を食べられるレストランなどなど、どんなところがあるの??ってネタ、全くスルーしていますが、実はちょこちょこwebサイトに使いたいから画像くれですとか、紹介ムービー撮るのに畑寄せてくれですとか、もうすぐオープンするから畑見せてくれですとか、そんなご依頼を受けています。

ちゃんと紹介しないとね…(^_^;)

こちら【miyama162】さん。【Gg’s】さん経由にて。

【Prinz】元シェフ風太くんのお店。

webサイトにはでかでかと風太くんと園主が畑で笑ってる写真が。何故この写真なのか…ありがたいやら何やら。

 

記事が迷走し始めたのでここいらで。

では束の間の曇り。畑仕事をば!

自作で環境制御システム?!講義と万願寺甘とう部会長の圃場見学by京都オーガニックアクション。

先日【京都オーガニックアクション】主催の生産者向け勉強会に舞鶴まで出向きました。

※出不精の園主がなぜ急に勉強会に!?という経緯はこちらに→【異常が常態化しつつある気候や予測される有機農業のこれからの動きに対して】

 

講義は環境制御について。

環境制御による農業とは、簡単に言うと、ハウスなど施設園芸において、各種の環境因子(温度、湿度、飽差、日射量、CO2、風向き、他)をモニタリングして出てきたデータと植物の反応を照らし合わせて植物生理学(要するには、光合成したり呼吸する植物の生理機能のことを研究する学問)により分析し、その分析を基に自動制御されたシステムを用いることで作物の増収を狙った農業(たとえば、暑くなったら勝手にハウスのサイドビニールを巻きあげたり、光合成量を増やすには空気中のCO2濃度を適切な量にまで引き上げる必要があるがそのために自動で炭酸ガスを流入したり)といったところでしょうか。

こうして書くと、自然の摂理を無視した傲慢な農法、のように見えなくもないですが、実際に話を聞くと、植物生理が背景にあることが大前提でシステムだけが機能していても仕方がない、というあたり、より植物に寄り添った分析・観察を大切にする農法、のように思いました。

 

 

このブームは、近年のオランダ施設園芸によるパプリカ・トマトの超増収状況が日本にも波及してきたからのようですが、今回の講義では環境制御の歴史から、そもそも環境制御とは?というところから、全くよく知らない園主のような文系丸出しダメ農家にも分かりやすい内容でした。

※講師は、昔からお友達の、和歌山【あゆみ農園】の西さんという方でした。もうね、すごい人!!ITベンチャーが前職だけあって、コンピュータには強いのでしょうけど、植物生理についての知識も豊富で、話が理路整然としていて、スッと入ってくる!

 

 

こちらは、西さんの講義を基に先進農家さんが自作した環境制御システム・モニタリング用のセンサー内部)。すっご。

この講義の主内容は、環境制御システムは導入しようとすると結構なコストがかかる、ところがそんなコストかけられっかい!といった農家にも自作でできるものだってあるよ!と、自身が制作してきた例の発表にありました。

…あかん。

コンピュータの話はほぼ分かりませんでした(^_^;)理系脳を鍛えなければ…。

 

農業には、やらなくていいことや無駄なことがたくさんあります。

高度なシステムでなくても、無駄を省き、省いてできた時間を植物を観察し、より良い生育に促すために使う。

当然と言えば当然のアプローチですけど、無駄の多すぎる音吹には、労働が鑑!的なところを言い訳にしていたり、根本的な解決ができないまま毎年同じ無駄を繰り返していたりと、反省しきり…。

※例えばどう考えてもニンジンの水やりのために人員も二人費やして、一反あたり二時間近くも時間をかけるのは無駄。それなら、そこは高いけど、高圧力なポンプを準備して、灌水チューブを使えば、人は他の作業に時間を使える。

作業の無駄な部分を洗い出して、できることからクリアしていかねばなりません、まずはそこから。

環境制御システムについては、山間地で土地の有効利用が難しい地域(大原もそうですよね)でこそ力を発揮する、これからの時代に適したスタイルだなと思いました。

同時に、加算が基本のシステムだけに(飽差が上がるとミスト吹いて空気中の水蒸気量増やす)、大原のように多湿すぎて、減らしたい場合はどうしようもないのか?なくもない天候の時はいいけど、費用対効果としてはどうなるのだろう?

 

いやー面白いね、ちゃんと勉強しないともういろいろついていけなくなりますね(笑)

 

こちらは環境制御の座学の後に、舞鶴発祥の万願寺甘とう(万願寺とうがらしの原種で、京野菜)の先進生産農家、添田さんの圃場見学!すごい!

万願寺甘とうを名乗れるのは発祥の舞鶴、綾部・福知山のみということで、詳しくは【万願寺甘とう】のwebご覧いただければ面白いです。

天敵や環境制御を導入し、圃場の一部を農薬・化成肥料を使用せずに栽培し、その上結果を出して…とやっぱり篤農家さんは本当に尊敬!

いろいろと勉強になります。

パートさんが働きやすいように、とにかく作業はシンプルにしてる、とか。

うちなんて、多品目過ぎて、スタッフは何度聞いても覚えられないような作業内容ばかりになってます。いろいろ考えなおさねば!!

 

 

勉強になりました!

やっぱり漫然と毎日を過ぎているだけではダメです。

問題意識をもって、クリアするためにはどうするのか考えて、で、実際に動く!

…もっと外出て刺激に触れよ。

頑張ろうーっと!

異常が常態化しつつある気候や予測される有機農業のこれからの動きに対して。

いつものことながら夏は更新が滞ります。

2018年の夏は、長雨・台風・日照りがもう何やら覚えてないけど繰り返したのやら何なのやら、農家にとってはとにかくやりにくい天候でした。

大原では、ここにきて台風襲来も含めて、雨雨雨…。土が乾く暇がなく、例年ならば種を蒔き、苗を植えて、秋冬野菜の作付けに取り掛からなければならないのですが…もう嫌やーアルバイトにでも出て稼ぎに行きたい!と半ば本気で思うほどに、畑仕事が進まない、だって土乾かないんやもん。

それを見越して早め早めの対策をとってきてるつもりですが、それでも追い付きませんねー。

去年に引き続き、この秋冬は非常に厳しい状況になってきました。どこの農家さんも似たり寄ったりのようで、別地域の生産者仲間と会うと、マジきつい、という愚痴を言い合う、何とも言えない会話がなされます(笑)

 

、さすがに二年連続になると皆、心が荒みますね…。

 

と、言いつつなのですが、実は音吹は昨年の反省を踏まえたいくつかの策が講じて、不安定な天候においてはそれなりに手ごたえもあったのです。

ところが、七月の連日の日照りが音吹としては一番の打撃、おかげで八月以降に強烈な失速。

失速・不振の大きな原因としては日照りをはじめとした天候不順が挙げられますが、天候をその理由にしていてはいつまでたっても進歩がないですね。対処できた部分もきっとあったでしょうから。

 

百年に一度の大雨!ですとかいつぞやの台風以来の巨大の台風!ですとか、もはや異常が常態化しつつある近年の気候に、来年こそは大丈夫やろー!と高を括っていたら、どんどん置き去りにされて今後の経営が成り立たないような、そんな不安を抱いています。

 

ここ最近のオーガニック業界の動き、先日ある方とお話するにあたり、

「これからは慣行農業やってるバリバリの生産者さんで有機栽培に転換する人増えてくるよ。既存の有機農家の低レベルな技術では到底かないっこないような有機農産物が出てきて、業界全体がガラッと変わるよ」

といったことで、これそのとおりになるやろな、有機JAS取得する農家は今後もっと増えてくるやろな、と同じように考えています。

業界全体としてはとても良いことだと思います。

 

ではそんな流れの中、音吹はどのようなスタイルで今後やっていくのがいいのだろう。

 

同じように、激化する市場に首つっこんで、よりシビアな競争で勝負しにいく?JAS取得して?

いやー、もう後追い過ぎます。そもそも向かない。

 

せっかく消費地に近い農村で営農しているので、もっと消費地の・非農家の人と距離の近い農業のスタイルを模索すべきだと思うのですが…園主がシビアな競争に向かないように人には向き・不向きがあります、園主だけがその気になってもできません。

何か方法を探していかないと、ここ数年は良くてもその後は分かりません。大原で、営農していくにはどんな方法が適しているのだろう。

 

といった経緯もあって、先日ある研修に出向きました。ある研修の話は別記事で記すことにして…それでは。

 

こちら→【京都オーガニックアクション主催、安価な環境制御システムを自作する講義】

つぶやき20180726。

ご無沙汰してしまっています。

毎日3時半には起きて事務仕事、それから出荷、そして畑とルーティン。

園主もですが、ここのところスタッフも朝5時からの仕事に入ってくれていて、今夏は相当に助かっています。ありがたい。

 

ゆっくりと書きたいところですが、とりあえず生存報告まで。

夏はしんどい!

早く終わって秋になってくれと3月の花粉が散らばる頃から思い続けています。

「大原探求」にて大原学院の生徒さんを受け入れました。

6月27日~29日の三日間、大原学院の六年生を受け入れました。

「大原探求」という総合学習プログラムにて、六年生は大原内の各事業所で“仕事”を体験します。事業所を通して地域についての理解を深め、また研修先の事業所が大原についてどのような思いでいるのか、を知ることを目的としています。

音吹は今年はじめてこのプログラムに受入先として参加させてもらいました。

 

野菜やお米、お肉を通して農業はとても身近にあるはずですが、実際は近くて遠い存在。実地での研修、しかも、よくある農業体験ではなくて農家と仕事を共にすることはなかなかない機会。こちらも受入を決めた時から、かなり気合を入れていました。

 

 

夏野菜の収穫は、

コリンキー、ピーマン、万願寺とうがらし、ミニトマト、赤紫蘇などなど。

雨が多い三日間でしたので、出荷作業もしっかりと仕事してもらえました。

赤紫蘇やコリンキーは収穫から、パッキングまでは当然のこととして、

さらに、地元の方からの注文をいいタイミングで戴きましたので、大原内で野菜の配達までも!

俗に言うFarm to Table、いい経験~。

 

 

この時期としては作業のバラエティも豊富にそろえられました。

育てていたキュウリを植えつけて、またこれから育てるインゲンの種を蒔いてもらいました。

 

 

農業は様々な人との関わりの中で成り立つ生業です。

音吹の畑に食材を探しにきていたスペイン料理のシェフから話を聞く学院生。

大原の野菜の魅力、わざわざ畑まで出向いて食材を調達する理由、プロとして仕事に接する心構え、など体験期間中、お会いした料理人さんが四人いましたが、それぞれからお話をうかがうことができました。これもいい機会!

 

音吹は、ここ数年、大原や大原の近辺に野菜を出荷するスタイルにしてきています。

販売の方法はいろいろありますが、音吹としては大原に来てくれる人を増やしたい、野菜を求めに来てくれた人に喜んでもらいたい、という理由からです。

農業を通して、地域に貢献できることは何か、地域に何を思っているか、しっかりとインタビューの時間をつくって伝えられることは伝えたつもり。

言葉の端々に聡明さが感じられ、物怖じせずに大人に対して自分の思いを自分の言葉でしっかりと伝えられる生徒さんでしたので、こちらも本気でお話できました。

これから先の人生で、ひとつの肥やしになってくれればいいなー。

非常にいい機会をいただきました!

さて、今日から通常運行、ぶっ飛ばして行きます!

夏野菜本格シーズン突入やでー。