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【作付繁忙期と運気上向】
秋冬作の種まきや苗植え、あるいはそこに至るまでの畑の片付け、肥料堆肥散布など土づくりに走り回っています。

毎日ドタバタしていますが、助けてくれる方々も多く、おかげさまで今のところ作付けの大きな遅れはなく、虫害も少なく、このままスムーズにいけばなかなかいいぞ、と日々畑を眺めています。

この春から夏にかけては、実を言うと気持ちがドン底に沈んでおりました。返却せねばならない畑がワサッと重なり、あれ？これ作付け面積これだけ減ったらいったいどうやって売り上げるの？どうやってスタッフの給料払えばいいの？ととにかく頭を悩ませ、とは言え営農に適した畑のマッチングは一期一会のもの、そんな簡単にいくものでもないので、人知れずホントにもう自営業やめて、誰かに雇われたほうがいいのでは？才能ないのでは？…と幾度思ったものか。

めちゃくちゃしんどいシーズン上半期でしたが、ここにきて、この夏にきて！

町内の方々や畑隣接してる人たちからの「高田くん、土地なくてめちゃくちゃ困ってるらしい、助けてやろう！」の援護射撃が怒涛のように…（涙、感謝）

この秋冬、そして来シーズン、

次はどうやって畑回そうか、困り悩むくらいにお借りできる畑がが増えました。もう本当に感謝しかありません。素敵な方々にお世話になり、これどうやってご恩を返したらいいのやら、と…！

そんなわけでいきなり増えた畑を回すのにギリギリで動き回っております！楽しすぎる！疲れるけど！

しばらく作付け繁忙期続きます。連絡の不備やレスポンス遅れ、できる限りないよう気をつけますが、走り回って秋冬の野菜やハーブをベストな状態でお届けできるための仕込みに余念がないんやね、とお優しいお気持ちで接してくださると幸いです。

がんばろう！

#京都 #大原 #京都大原 #音吹 #おとふく #otofuku #大原ふれあい朝市 #朝市 #里の駅大原 #京都オーガニックアクション

【黄唐辛子】
数年前、気まぐれで栽培した黄唐辛子。「これでペペロンチーノ作るとたまらない、鷹の爪では物足りなくなる」と八百屋さん伝いにある方からの乾燥をお聞きし、以来気になりつつ遠ざかっていたが今年久しぶりに育ててみた。

和風パスタに使用してみたが、確かに辛味強くてたまらないものがある。美味しい。（そして綺麗！）

目の覚めるような黄色は、緑盛り盛りの畑で輝くようにぶら下がっていてまあまあ心ウキウキする。

他にも乾燥したいものがいっぱいで乾燥機投入の順番が回ってこないので、少しずつ生で出荷を始めた。

※小口ロットで乾燥委託できる京滋の業者様、どなたかご存知ないでしょうか？

※8/27（日）朝市休みます。申し訳ありません。

#京都 #大原 #京都大原 #音吹 #おとふく #otofuku #大原ふれあい朝市 #朝市 #里の駅大原 #京都オーガニックアクション #黄唐辛子

【ハーブ、視察】
ハーブ栽培が我流も我流なのを何とかしたく。石川は金沢の干拓地、河北潟にてハーブ農園を営んでおられるペザンさんに視察に行きました。

@paysan0502

小さなハーブガーデン、野菜栽培の傍ら隅っこでポツッと栽培してる、水耕やLEDでガサッと安定供給してる、など

ハーブ栽培の生産者って振り幅があり過ぎて、うちくらいの露地主体の零細個人農家にはなかなか参考にするにはハマらなくて、

そんな時にインスタで見つけたのがペザン。

河北潟は大原よりもよっぽど粘土質な土壌で、近隣にはレンコンや米、大豆がガサーッといっぱい！な地域。この土で、ハーブ！大原で文句を言ってたらいけないな…と反省。（瀬戸内やら淡路島と比べてしまう）

通気性と管理効率を意識された作付、
フリーズドライ製法による高品質な乾燥品（と乾燥処理プロセスを委託することによる自社での作業の手間べらし！）、
事業所と立ち上げ時からタイアップすることでできた強固な関係性の農福連携システム、
周辺事業者との様々なコラボプロダクト（オリジナルアイテムの受注生産なども！）

素晴らしい…！！ほんとに勉強になりました。強行だったけど、ほんとに行ってよかったです。

今秋、来春から、どう落とし込んでいけるか。大原でできる方法はどんなものか。

いろいろ考え過ぎてボーッとしてます。もっと詰めていきたい！

しかし、この夏は、園主がプレイヤーとしての時間をめちゃくちゃ増やさねばならない事態がどんどん発生、

新しいことを考える余裕がありません。寝落ちするばかり。

できることからコツコツとです、こんな時は。

視察はペザンさんとの待ち合わせ時間が夕方からだったので、
午前中に滋賀打明のオーガニックハーブセンター、ティアラハーブの山本真里先生を訪問！

@mary6

新しい拠点を拝見し、わあいいなあ、と羨ましさが！
我々、音吹夫婦にはない突破力が魅力の先生。音吹としては、自分たちの特性をちゃんと踏まえて、これからの展開に絡ませてもらえれば嬉しいとの思いを改めて抱きました。

他にも一件、視察予定でしたがのっぴきならぬ事情で行けなくなりまして、その分空いた時間に石川県立歴史博物館に。

とてもよい博物館でした！また機会あればポストするかな、しないかな。

刺激を糧に、よしまたがんばろう！また、視察行こう！

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【ゴーヤ】
久しぶりにチャンプルーをつくりました。こどもは苦手ですが、大人にはたまりません。

種も食べられるのは有名な話。まあしかし、毎度のことながらドギツい色をしておりますね。

採り切れなくて、畑で弾けた完熟黄色ゴーヤを回収していく、某有名野草料理のお方も。

スーパーマーケットに置かれることはない、生育ステージごとに違った野菜の姿。

ただ食べるだけなら、“これ”でなきゃいけない理由が実はないということを知り、

チャンプルーつくるからゴーヤを買う、

から、

ゴーヤがあるからチャンプルーつくる、

へ意識が向いたり向かなかったり。

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【黒白ピーマン（パプリカ）】
音吹さん、今年のスイートペッパーはこれだけ。

ここ数年、唐辛子類は梅雨明け前後の高温高湿度環境下で疫病多発して全滅すること多かったので、思い切ってやめました。

たらば、

調子いいじゃないか。暑すぎて、雨降らなさすぎて、糸状菌遊走子が畑中を走り回ることができないからなのか、たまたま作付けした畑が有用菌と拮抗しており、悪さできない状態だったのか。

よし、じゃあ来年はいっぱい植えるぞ！といざ動いてみたら、あれあれ疫病広がったよ…なんてことはよくある話で、いい時もあれば悪い時もあると、ドンと構えるぐらいがよいということです（と自分に言い聞かせます）。

どちらも、若々しいシャキッと食感、いわゆるパプリカの熟した甘味はなくほのかな甘味、だが苦味はなくサッパリしたお味、お子たちも食べやすい。

黒は火を通すと照り艶美しい深緑色に変わります。薄くスライスしてサラダやマリネもよいですし、炒めて、緑唐辛子（ピーマンや万願寺とうがらしなど甘唐系）と合わせてグラデを楽しむのもよいですね。

夏は野菜の種類が多いようで実は少ない季節。そんな時に様々な色があると華やかです。

ピーマンとパプリカの違いは、肉厚さや甘味苦味の有無、などなどあります。栽培難易度はパプリカのほうが上、変色するには完熟を待つ必要があり、その長い期間を樹上で過ごすに様々なリスクがありますゆえ。

この白黒は最初からこの色をしており、熟すと別色に変わります。

パプリカ農家さんマジすごい、というお話。お値段以上。

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【オクラ】
盛夏の果菜と言えばオクラ。

収穫し始めのオクラは背が低く、トンネルに潜るように適期果実にハサミを入れていきます。

草丈100cmほど、しばらくは腰を屈めての収穫が続きます。生長点付近の葉の切れ込みが鋭くなってきたら肥料切れ、追肥のサイン。もう少しこのまま様子見。

ここ数週間、暑すぎて夏野菜もバテ気味。いくらオクラはそこそこ暑さに強いとは言え、水切れすると柔らかく歯切れの良い品質のものが採れません。しがむような皮でいまいちパッとしない。
品質保持には水分必須。ということで、毎日夕方〜夜にかけて田んぼの水路から水を引き入れ、畝間灌水しています。日中は田んぼの方の水確保が優先、暗黙の了解による優しい世界。

こういうことを無視すると、自分勝手な奴レッテル貼られますが、我田引水は何も昔に限ったことでなく、いつでも今でもよく耳にする話。

京都人はいやらしいとよく言われます。だが、町屋のような隣近所との近距離空間に暮らしてみると、はっきりものを言わずに空気を読み合いながら、決定的な争い事を避けるために身につけてきた自衛手段が、その“いやらしさ”なのだということがよくわかる。

共存と個人主義。まあ、そうね、どちらも行き過ぎはしんどいけれども。

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【まくわうり】
キレイですね。金まくわです。

お盆のお供えもの目掛けて、今年はじめて種まきしましたらば（例年、苗屋さんでたまたま見つけて、やっぱり植えてみよう！と急遽少しだけ苗を購入することが多かった）

お盆よりだいぶ早くとれ始めてしまいました。

なるほどー、播種する時期、定植する時期の修正、来年以降の懸案事項に！

昨今の、果樹の糖度至上主義や価格の高騰化については、生産者利益が増えて（その分大変な努力があることでしょう）よかったなあと思う反面、

一般人としては高くて手が出んわ…と嘆きも。

貧富の格差がどんどん顕著になる世の中、小規模自営業の我々も、ここ数年、何これ何でこんなに厳しいの？とポカンとするばかりですが（ポカンとする前に努力しろという話ですが）、

昔ながらの、素朴なウリこそ正義！と半ば負け惜しみかのように、まくわを愛で採る炎天下に（嘘です、早朝収穫してます）

ふと、

山ほど美味しい野菜が食えるのは代え難いことやなあと改めて思います。（昨日つくったトマトソースは最高だった）

よし、草刈りしよ。

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【ペパーミント】
音吹のペパーミントは、茎が黒い（あるいは、紫の）ブラックペパーミントです。

就農当初からお世話になっていた、下鴨本通沿いにあったビストロ月庵というお店がありました。

そちらから譲り受け、以来ずっと株分け更新しながら育て続けています。

鼻腔から突き抜けて脳まで届くような清涼感のある香りで、とは言え他ハーブとの相性もよく使い勝手のよいミントで、音吹夫婦も大好きなハーブです。

茎と葉を分ける作業は、細やかで手間のかかる手仕事ですが、何度も言うように、この作業は音吹くハーブティーの根幹となる作業です。この作業をするかしないか、でクオリティには大きな差分が出てきますので外せません。

ぜひ一度お試しください。

※写真は赤紫蘇ブレンドでペパーミントは入っていないのですが…！

それにしても

ミントもトマトも赤紫蘇も、野菜いろいろとそうですが、触り続けているとアクがついてびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんね。ものすごいもんね。

まあでもあれです、あれ、

「わしらの姫様は、この手を好きだと言うてくれる。働き者のきれいな手だと言うてくれましたわい。」

そういうこと。

#京都 #大原 #京都大原 #音吹 #おとふく #otofuku #大原ふれあい朝市 #朝市 #里の駅大原 #京都オーガニックアクション #ペパーミント

【茄子、夏、レモンバーム】
ゴロゴロに切った茄子を、ニンニク香味わっさ移した油で炒めて、いい感じにしなってくるなり、お酒回して炒め蒸す。最後はごま油と生姜とちょっとお酢をサッと絡めて、青紫蘇の塩ふる。

※青紫蘇ソルトは能勢べじぱ！
@vegetablepark

あと、じゃがやにんじんを蒸すのも好きだ。大人は塩とポン酢、お子たちはバターがあればそれでよい。

夏すぎる最近に、夏嫌いな園主は、そんな時短パワー飯のおかげで麦の汁ばかり進んでしまいます。
利尿か発汗か、抜けた水分はきゅうりでも齧って補っとけばよい。

京都は雨多すぎて、根菜の太陽熱消毒前に播種したセスバニアがハキダメギクに埋もれてしまって緑肥がかたなしです。それすらうなうことできず、予報を見て、また雨かよーとため息をついてます。

いやしかし、ため息はいかん、一息毎に、何か大切にしてるものが逃げてくような。

そんな時はよかったところを見て、気を紛らわす。越冬レモンバーム株はいまいちの生育だったが、春植えした株の葉色がたまらない。

照り艶は絶対的に正義だ。実物も葉物も。

先日、スタッフとの会話で、壬生義士伝が出てこなかったけれども（浅田次郎のあれあれ、おもさげながんすって言う守銭奴の侍の話！まで出てきてたのに）、

スマホで調べることなく、不便益よろしく自力で脳の回路をつなげた。

まだいける。

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