大原で買う

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音吹の野菜のほとんどは、大原から三里四方の、ほんとに狭い範囲でのみ流通しています。

特に、朝市と里の駅大原での買い物はちょっと違った体験ができること間違いありません。どんなものもPCやスマホでピッとクリック、もしくは歩いてシャッと行けるスーパーで買えるこのご時世に、わざわざ車やバスにのって野菜を買いに行く意味とは何でしょうか。

\\大原ふれあい朝市//

★毎週日曜朝6:00-9:00
★里の駅大原駐車場内

1999年に開設された大原の朝市。耕作放棄地が増え、農業から村人が離れていった当時、その状況を憂いた有志の皆さんが販売拠点をつくり農家のモチベーションをあげようと設立したのが朝市の起こりでした。

設立メンバーの、ほんとに売れるのかな…という思いをよそに開設当初から爆発的な人気を博した朝市。当時の産直ブーム、そして、一般的な野菜とは違った躍動感と野性味あふれる田舎のおじいちゃんおばあちゃんが育てた野菜は、規格化された野菜とは違った“生きてる姿”がレストランシェフたちに刺さり、彼らの後押しを得て盛り上がっていったと言います。

紆余曲折を経て2009年にふれあい朝市とわいわい朝市に分裂はしましたが、現在はそのどちらも徒歩圏内にあり早朝からの買い物にはしごするお客様が多数おられる、大原の風物詩のひとつとなっているのではないでしょうか。

音吹は、大原ふれあい朝市に参加しています。

こちらでは毎週、園主が眠い目をこすりブースに立ちます。毎週の市は、非日常のイベントというよりも日常の買い物の場。

日々のメニューを潤すために、毎週通ってくださるレストランシェフは毎日厨房に立つ日常とは違ったインスピレーションを得るために里山を訪ね、その空気を吸い、同じように高みを目指す我々農家と交流することを楽しみにしてくれています。(我々農家ももちろん楽しみにしています!)

そこでは、今週輝いていたものが、来週も同じような表情をしているとは限らない。本来生き物はそのようなものなのかもしれません。その見逃してしまいそうなわずかな表情を見ながら、お話します。

一般のお客様も同じです。通い始めてくださった時はほんの小さな幼児だったお子が、なんと精悍で美しく成長する様子をともに楽しみながら過ごせる空間がここにはあります。

ただ野菜を売り買いするだけではない、里の市。ぜひ一度遊びにきませんか?毎週日曜早朝、お待ちしております!

https://www.facebook.com/oharaasaichi

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\\里の駅大原//

★9:00-16:00
★火~日

2008年開業の大原の直売所です。大原朝市の成功から、毎日大原野菜を購入することができる場所を、との思いから有志メンバーによって解説されたお店です。

音吹ではほぼほぼ毎日この直売所で野菜を販売しています。

就農当初は、大原外に野菜を持っていくことが多かったです。次男が生まれた時に、妻が担ってくれていた配達からいったん手を引いてこの直売所で販売する割合を増やしました。すると、思ったよりも並ぶ野菜の数が少なく、品種も少なかった光景を目にします。

そこで大きな疑問を抱きます。

わたしたちは大原ブランドに思いっきりのっかって商売しているのに、肝心の足元のお店をないがしろにし過ぎではないのか??

その思いを原点に、大原外で野菜を販売するよりも、まずは直売所に野菜を卸そうと、経営戦略を変更して、以来毎日のように野菜を販売しているお店です。

里の駅大原


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