ビタミン大根。
寒くなり始めて、ツルウメモドキ果実の外皮?が割れて中身がぽぽぽっと。
盆栽やフラワーアレンジメントでもよく使われる素材だそうで。
確かに映えます、この赤。
おしなべて三片に展開するんですね、この黄色の皮は。
日本中の野山に生育しているそうで、英名はオリエンタルビタースイート、鳥が大好きなんですって。
いつも思うのですけれども、野菜がお店やマルシェなどで陳列されている時に、緑一色でなく、赤や黄色や紫とカラフルであればあるほど目を引きます。野菜の形ももちろん大いに関係しているのでしょうけれども、まず第一に色の多彩さで立ち止まる人が多いですね。
食を楽しむひとつの要素として、無視するわけにはいかない。農家としても、野菜の種を選択する際のポイントのひとつとなっています。
ビタミン大根。
(…この流れで紹介するのが緑かいッ!?)
中国が原産のおろし大根。うっすら緑が美しい大根。
甘味辛味のバランスが抜群で、音吹の大根おろしはもっぱらこれ。
水分が少ないので、煮込むとボソボソっとしてしまいますが、おろしやサラダはもちろん、素揚げ、炒め物などの調理にも適しています。
まるごとお漬物にして名産品としている地域もあるのだとか。
この大根を大量にすりおろしてのみぞれ鍋。
最高です。
師走ですねぇ。