作業空間の充実とあやめ雪かぶ。

今年も残すところあとわずか、という書き出しで始まる文章に溢れている今頃でしょうか。

野菜が大打撃を被った音吹では、師走のいつもながらの疾走感がまるでなく、先日の朝市で「今年もお世話になりました、また来年もよろしくお願いします、よいお年をー!」と恒例の挨拶をしていて、ようやくもう今年も終わるのだ、と実感する次第です。

12月の半ばにはようやく旧宅の片づけも終えて、完全に引っ越し完了。相変わらず引っ越し荷物は出しっぱなしだけど、少しずつ新居での暮らしに慣れてきている、そんな具合です。

野菜の出荷準備などを行う30坪ほどある半屋内の作業スペース。

これまで作業していたスペースの面積と比べると雲泥の差で、様々な面で快適な作業空間があることは農業においてとにかく重要なことと実感しています。

ゴニョゴニョ…

新規参入者は、家・畑・農機をはじめ何から何までを揃えていかねばなりません。あるのはヤル気だけ(^_^;)

行政は補助金の無駄なバラマキとかさっさとやめて、使われていない農地や小屋、空き家などを使いたがっている人にもっと簡単に使ってもらえるように法整備して流動化・新陳代謝を図っていったり、あるいはもっと多くの人が使えるようなハード面たとえば共同で使用できる加工場などを地域内でつくるですとかそんなことに金かければ、農業やりたい!人の参入障壁もぐぐぐっと下がるでしょうに。

とか言いたいけど、我々は結局すすんでやりたいことやってるのだから、そんな環境差に一人愚痴ってる暇があるのならば頭と身体を動かせ、とばかりに新規参入者は皆そうしてるわけです。

ゴニョゴニョ…

先日、朝市に出品する野菜を準備していた日の休憩風景。

 

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クリスマスイブだったので、【イルチエロ】さんのシュトーレンがこの日のおやつ。贅沢!美味しかったです。

当たり前ですけど、狭い場所で作業するのと、広い場所で作業するのとでは作業能率がまるで違ってきます。

そして休憩してる時の、「今ちゃんと休憩してるー!」って感覚もまた。

本当にありがたいー(T_T)

少しずつ良環境を整えていき、そうして浮いた時間や残りの体力を、野菜や畑の質をあげることに注力していく、いいですね好循環に持っていけるように頑張らねば!

 

 

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あやめ雪かぶ。

抜群!

10月上旬に種蒔きしたもの。

ただ、一番手二番手に蒔いたあやめ雪が全滅し、したがって種がなくなってしまいまして、買い足したのがいつもと違う会社の種。そちらは根部の形が扁平で紫に染まる部分の発色も薄い。

あやめ雪かぶは【サカタのタネ】さんの品種ですが、やっぱり先行品種だけあってカブの形、発色具合、茎葉の頑健さ、肉質において優れているように思います。種会社にも得手不得手があって面白いですね。

現在、日々の作業日誌をはじめ、作業マニュアル、そして栽培計画などをデータに残していこうと動き始めています。手書きの作業日誌も30冊を越えてきましたが、検索の不便さが読み返すことを諦めさせてくれること多く、これじゃダメだもっとデータをしっかり取って次年度以降につなげていかないと、と思うに至りまして。

栽培することはとても大切だけど、栽培以外にも大切な仕事がたくさんあって、これまでないがしろにしていた部分をこの冬の間に着手できればと…。

そんなにうまくすすむかなぁ、と思いつつ…ですが(>_<)



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