設備投資についての心境。

いよいよ冬野菜が少なくなってきました。

昨年、一昨年は、端境期を四月に一、二週間だけとる、というところまでレベルアップできたーと喜んでおりましたが、今年は早々に端境期突入?!しそうです、無念です。

五カ年計画ぐらいの見通しで山際の獣害が激しい畑に小さなビニールハウスをちょこちょこ建てていきたいと考えています。獣害対策としてワイヤーメッシュの設置やネット設置、あるいは電柵などなども検討したし、畑によっては採用もしています。ところが、これらはどれも設置後の管理にわりと手間がかかります。ランニングコストはかかるけれども、獣害の激しさを見るに、長期的にはビニールハウスのほうが費用回収もしやすいし、また戦略の幅も広がるだろうと。端境期対策に冬場の春菊、夏場はトマト?インゲン?何よりハーブ類の収穫期の長期化を第一に。そして育苗スペースの拡充も兼ねて。

今年から建てたかったのですが、実は先日ある農機を購入しまして、結構な出費が(^_^;)そんなわけでビニールハウスはまた来年以降でしょうか。農機については、またそのうち写真を撮ってお披露目いたしますね!

ここにきて設備投資をしっかりしていこうと検討しているのは、今年から小学校に入学する長男の、今後の学費を考えてのことがまず最初にあります。お金がかかるのは中学校卒業してから、九年後?高校入学までにある程度ハード面を整えて、形をつくっておきたいという。ジリ貧を避けたいという。

また年とるにつれて衰えゆく体力、という問題の打破も設備投資の一環。いつまでも力任せに鍬をふるい続けるのは無理だもの。個人的に自然農の考え方が大好きですが、生計を立てるための農業としてぼく自身がやれるかどうかという視点に立てば、それは不可能という立場。だってぼくは根性無しで、しんどいのが嫌いだ。(やれる人はやれる。ぼくには無理というだけの話)

継続して農に携わっていく、そのために自分がやりやすい環境をつくっていく。こどもにお金のかからない九年間の間に。

と、いうわけです。

人生も四〇代が見えてくると、そんなこと考えるようになるのだなぁと驚きます。そんなこと考えずに済んだ二〇代のはじめに農と出会い、勢いだけで農業に参入しておいて良かった…(^_^;)

花粉に反応して鼻がムズムズし始めるのが毎年、啓蟄の頃。そんな昨日は冬に種を蒔いたエンドウを畑に植えました。そして次は何をする?

春の作付けシーズンは一日一日の段取りを考えるのが悩ましく、そして楽しい。今日も一日、悩みながら楽しみます!



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