三月初旬、ヒヨドリの来襲を決して侮るなかれ。
自省録。
ヒヨドリ。
毎年被害を受けているはずなのですが…。
これまでは越冬して春先に収穫する野菜に本腰を入れてこなかったこともありました―だって三、四月は育苗をはじめとした春夏作の準備にドタバタするから収穫野菜は出来る限り減らして集中して作業したい―。
ところが今年は壬生菜をはじめチンゲン菜花や春キャベツなど、越冬野菜と少しは向き合ってみようか、と例年よりも力を入れたのです。
入れたところ…
…
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この有様~~~!?
せっかく先日、スタッフさん達に寒い中もっさり草取りしてもらったチンゲン菜花が大打撃…。やーらーれーたー(T_T)
ご丁寧に御土産の糞まで!
ありがとよ、くそったれ!
…
こうして、ヒヨドリちきしょー!となるのは毎年のことなのです。
ところが、これまでは本腰を入れて越冬春物をしておりませんでしたので、被害を受けても芯のところまで響いていなかったのでしょう。
今年は…もうバッチリと!ガッツリと!猛省して二度と繰り返すまい事柄としてインプットされました。
来年は啓蟄の頃までに、花粉症がきたー!!と感じ入る頃までに、防鳥ネット設置するor不織布トンネルや防虫ネット設置するなどしてヒヨドリ対策です。
今日だけで来襲するヒヨドリを追い返すために畑の中を何度走って向かっていったことか。
瞬く間にアブラナ科野菜を集団で食い尽くしてくれます。恐ろしい勢いです。
ちなみに、今年種苗屋さんに寄った時に、ヒヨドリ対策に大型猛禽類を模したカイトが抜群に効果ある、と宣伝されました。ものすごく撓る(しなる)つりざおのようなポールに猛禽カイトが付いていて、風が吹くと獲物を狙って滑空する猛禽類さながらの動きをすると。ヒヨドリの天敵ですから。このカイトのすごいところは、本物そっくりな動きをするカイトに釣られて本物の猛禽類が「仲間がいる!」とやってくる副次的効果も期待できる、とのこと。
…この宣伝話、「そんなんあるかーい(笑)」って。(笑)って。ほんとに笑い飛ばしておったのですが、買ってりゃ違ったのかもしれねーな…くっそ(笑)
とりあえず急遽不織布トンネルで被覆します。少しでも回復することを願って。
そして何より来年はボケません、被害が起きる前に予防!農の基本だろ!
自省録でした。