防災活動で地域施設を見学。
秋は気持ちがいいですね。外出したくなる気持ち、わかります。
外出を日々のメリハリの一環と捉えるならば、毎日畑に出向いて土に触れている農家としては休日はデジタル環境や街中に出向いてバランス取りたくもなるのですけども。
さて、11日の日曜日の話。
―「はなし」と入力して「花氏」と誤変換されます。花氏、います?まったく―
大原学区の自主防災会に所属しておりまして、今年は町内の部長を仰せつかりました。その自主防災会で、学校に設置されている備蓄アイテムの確認および災害時の避難場所として候補に挙がっている場所の見学に行ってきました。
京都市から配給されてる防災グッズがいろいろと入ってましたよー。かなり大きな、およそ7m×3m程度の、いやもっとあったかも、大きなコンテナの中に。
21世紀は災害の世紀と予測されており、折に触れて防災の重要性が説かれています。大原も盆地。大原外へとつながる自動車道は3つしかなく、土砂崩れが起きれば陸の孤島化する可能性だってありますね。なので山村では都会とはまた違って自主的な防災意識が問われてきます。きっとこれからはよりシビアに問われてくるのでしょう。
…普段から考えているわけではないけれども、やっぱりねー、住んでいると周囲のおじいちゃんおばあちゃんと、当然親しくなってきますから、何か起こった時に、大丈夫かなこの台風…あのおじいちゃんあのおばあちゃん、と気になります。
それはそれとして、で、そんな配給防災グッズをチェックした後は、
―グッズとしては、それいる?!あるいは、その仕様しかないの?!というツッコミもありましたけど、起こってみないと自分事としては捉えられないですね―
災害時の避難場所として新たにリストアップされた候補地を見学に。
龍池(たついけ)小学校、皆さんご存知ですか?
京都市の小学校で1995年に廃校になり、現在は国際マンガミュージアムとして利用されている学校です。
大原には、その龍池小学校の校外学習施設が大原にはあります。
なんと。
画像にあるように、現在は財団法人が管理しているらしきこの学舎。
地の方が、たついけ、とよく呼ばれておりまして、いったいどういう場所なのかまったく分からなかったのですが、謎が解けました。
この学舎は現在も街中の学校の生徒が田植えや稲刈りに年一回は利用するそうです。往時は食育やアウトドア教育に利用されていたのでしょう。
街中の子たちにすれば、野山に触れるいい機会だったのでしょうね。
昭和な香りがプンプン漂う教室、とても程度良く、キレイに管理されておりました上に、シャワー室が新設されていたり。
かっこいいですね、調理室。残念ながらガス栓が腐食していてガスが出ないそうですけれども。
他にも32畳の畳部屋や応接室、管理人室、教室がもう一つ。結構な部屋が設置されていて、見学楽しかったです。
同年代の自主防委員さんと話してましたが、「40年住んでるけど知らんかったわー」とのこと。
なんとまぁ、大原にこんな施設があったとはねー。
ちなみに校庭では、毎週大原のおじいちゃんおばあちゃんがグランドゴルフを楽しみに利用しているそうですよ。
一応、財団の方の許可さえ下りれば地域の方が利用することも可能みたいです。利用価値、かなり高い施設のように思えました。
そもそも地域内の寺院他史跡にもろくに訪れていません。就農して12年、働きづめてきて生活の余白があまりありませんでした。
これからは過労状況からの脱却、所得増を同時に狙って農業に取り組まねばいけないなと思う次第。そしてできた余白で、インプットできることをどんどん増やしていきたいものですねー。