11月、大原の野菜は本領を発揮し始めます。
先日から我が家の味噌、昨年ミサさんが作った自家製のものにかわりまして、美味しく戴いております。今年もつくろう、味噌。
日曜日ばあちゃんの十三回忌の法事がありまして帰省、じいちゃんばあちゃん、おやじについて、いろいろと話を母親から聞いたりなんかしまして。ガキの頃には興味のなかったあれこれが、この年になると気になるものであります。味噌は作ってなかった、梅干しは漬けてた、11月には鯖寿司を押してた、などなどね。
祖父母の世代の方々が続けてきたこれまでの暮らし方は、戦後の経済の急成長の中でなおざりにされて次の世代に引き継がれることが、これまでに比べると、少なかった。ぼくは今農業をしていて、我が家のじいちゃんやばあちゃんも農に携わっていた、だけどじいちゃんばあちゃんがどんなやり方で田んぼこさえて、保存品作ってきたのか、知る術がないんだよな。これは良し悪しの話ではないですよ、父母の世代を責めてるわけでは決してないんですよ、ただ文化は断絶してるなぁ、と、実感しただけです。
文化というか、人の営み、大きく括って歴史でも良いけど、それらは勝手に受け継がるわけではないのですね。ほんと当たり前のことなのだろうけど、残そうと、継ぐための作業を意識してこなしてはじめて後世に残っていくんですね。
…やたらと漠たる話題です、実は記事にしたいこといろいろあったのだけど、あまりにも内面に深く入り込み過ぎていたので、やめだやめだーい!味噌がうまいよ、皆さん、味噌がうまいんだよ味噌つくろうよ味噌!
さて。
赤リアスからし菜です。
第一弾目に蒔いた葉物類が状態の良い時期を過ぎておしまいに近づいて参りました。
11月に入りまして、広葉樹が少しずつ色づいてきました。京都の秋、たくさんの人が訪れてくださる気持ちのいいシーズンがやってきましたね。
この時期の大原の野菜、おそらく多くの大原の農家さんの野菜が、品種、質ともに絶好調を迎える頃です。本領を発揮して、人々を驚かせてくれるはずです。
音吹も例にもれず、日曜日の朝市からほんの少しだけビーツの出荷を開始しました、これがまたすでに甘い!
大根類も少しずつ甘味を増してきています、さきほどの晩御飯で食べたビタミン大根のおろし、イイ感じに甘辛味が出てきていました。
生育が遅れに遅れているニンジン、今シーズンの出来はおそらく昨年に比べて一段と劣ります、それでも少しずつ大きくなってはきておりますのでもうしばらくお待ちくださいね。
エンドウ豆の種をそろそろ蒔きたいな、タマネギを植える地をこしらえなきゃいけません。矢車草や晩生壬生菜など、まだまだ春に採りたい野菜もまだ育苗中。
楽しいですよ、ぼくは今(^^)