霧雨の大原を散策して、稲ワラで遊ぶ息子たちを眺めながら畦道でビール呑む休日もよし。
カテゴリー別に一日二投稿。このポストは大原でのある日の休日のお話。
もうひとつはこちら、野菜のお話→【山間の里で農に携わっているからこそ、より強く意識するようになった外したくない視点】。
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秋の行楽シーズン、京都・大原は毎年大勢の人で賑わいます。
残念ながら、先週に引き続きこの土日も雨…。せっかくの気持ちいい季節なのに、せめて平日に雨をまわしてくださいよとお天道様にお願いしたいところですが、まぁしかしお天道様にとってすれば、オメー達ついぞ先日までは雨くれ雨くれと願ってたじゃねーの!!と怒られてしまいそうですね。
とは言え、雨の大原も美しいもの。お昼から霧雨にかわった今日は、大きな虹が里を東西に横断してかかっておりました。そぼ濡れた農道を歩くと、滴が落ちるまい落ちるまいと草に必死でつかまっている様子が。
朝市後、そんな景色を楽しみに、息子たちと男三人、大原を少しブラブラしました。
寂光院の古道具【ツキヒホシ】。フラッと立ち寄り、少しお話。このあたりも紅葉がキレイ、秋の香りが漂っていました。
【ツキヒホシ】で、は今月の休日の多くに【縁側マルシェ】を開催されています(今日はおやすみでした)。出店者のスケジュールや開催日程は【ツキヒホシ】webサイトをご覧くださいね。出店者の皆さま、それぞれに魅力的な皆さまばかり。古民家の古道具屋さんで、ゆるやかにたゆたう時を過ごせそうです。こどもも楽しめそうですね。
ちなみに音吹は、22日(日)、29日(日)に出店します。ぜひいらしてください。
【ツキヒホシ】の近くにはいくつかの民宿・旅館や土産物屋さんがあります。今日は、ずっと寄りたかった【大原山荘】の足湯カフェに。。こどもたちも気持ちよさそう、足湯でピチャピチャ。
大原散策の強い味方ですねぇ足湯!ビール呑んで、たまらん居心地です。寂光院ご来訪の折はぜひどうぞ(^^)
これは何でしょう?
我が家の小坊主二人と、園友の小坊主と稲ワラの家の中??
じゃじゃーん。
おーーー!!
大原の草木染めの館、【大原工房】の裏手の田んぼに設営された、こどもたち大喜びのイナワランド!(勝手にそう呼んでる)
稲ワラでつくられた造形物が置かれています、大原の保育園児たちがワイワイ遊んでいる姿を見かけることも。
今日はこの場所で、稲ワラで遊ぼうワークショップが行われていたのでした。
こちらは同時開催の、クルミで染めもの、のワークショップで使われていたオニグルミやギンナンなど。
あいにくの雨で、開催場所は変更になっておりましたが、雨上がりの気持ちのいい午後、こどもたちは田んぼの中で、どろだらけになりながら稲ワラ投げて走り回って楽しんでおりました。
我が家の長男はあと二年で小学校に入学します。
ところが、その年の入学生は、今のところなんと二人!?競争原理が現実の社会において、この小規模教育は如何ともしがたいハンディキャップととらえられることもあるかもしれません。それは確かにそうとも思う。きれいごとやお題目だけで生きていけるほど社会は弱者に優しくないもんね。
だけど、この美しい里山で培われるであろう豊かな感性は、きっと都会の学校では得難い魅力的なアイディアを彼らに与えてくれるのではないだろうか、と大いに期待をしています。
どうせなら協調性に長けるばかりで同調圧力にすぐ屈してしまうようなそんな人間にならずに、自分をしっかり保った人生を歩んでおくれ。稲ワラで遊べるなんて、この現代じゃあなかなか体験できないことなんだぞ。
と、普段は畑ばかりで放置しっぱなしの息子たちがのびのび遊んでる姿を垣間見て、畦道でビール呑む父でございましたとさ!
またね!