八年前、同時期に就農した仲間と、お世話になった人と。
十年前に農に出会ってから、農家さんを巡って、農業住込み修行を二年間経て、大原で就農して八年。ようやくにして、今年はベースが整って、来年からがんばるぞー(毎年言ってる)と意気込んでいるところです。
八年前、就農地を探す際にお世話になった京都府の職員の方とはいまだに交流が続いています。先日久しぶりに町中まで下山して、職員さんと、そして同じようにその職員さんを頼って就農した人と飲んできました。
たった八年、されど八年。
八年の間に、その交流会の仲間は、一人は訳あって農業から離れ、一人は瀬戸内海の島に移住し、もう一人はいよいよ農業を始め、とそれぞれに新たな道を踏み出したようです。
ぼくは就農したら、農業一本!これで生きていかねばいかん!と頑なに決めてかかっておりましたが、このご時世、確かな職なんてそうそうありません。
何を持って人生を彩るか、その価値観は本当に人それぞれ。
都会にいようが田舎にいようが、その場所で笑って暮らせていられれば、もうそれ以上のことはないのかもしれませんね。
秋グミ。タンニンを多分に含む渋い渋い実。
ジャムや果実酒にしたら美味しいんだろうか。
半屋内の作業場に飾っていると、どこからともなくやってきた鳥に食べられています。
2016年も終わりが見えてきました。