作業の取捨選択は経験により。
13日(日)は苗の即売会を音吹邸にて。
思いもよらない方のご来訪があったりで、普段の畑仕事のみでは得難い貴重な時間をいただきました。大雨の中ではありましたが、半屋内の作業場があるので何をするにも便利!今は仕事のみで使用しているのでオーバースペック状態ですけれども…。
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さて、大雨。
今年の作付けシーズンは、予想通り雨が多い。
予想通り??
3月下旬、安定した天候が2週間以上続きましたので、どこかで帳尻合わせが来るだろう、それはきっと(悲観的観測では)5月上旬にぶち当るはず!と、勝手に予想していておりましたので、うん、まさに!予想通りでした。
幸いにも、今のところ作付けに大きな遅れはありません。おおむね予定通り。
日頃から、ネガティブ思考な園主にとって、常に最悪を想定して作業計画・作業段取りを練り込み、組み入れていますので今年の場合は功を奏した、というところでしょう(^_^;)
今週中に、落花生、オクラの直蒔きを終えれば、あとはクウシンサイ、ツルムラサキ、他を残すのみ。最後まで気を抜かずに!
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に、しても…
こうして考えていると、多品目の露地栽培とは、一にも二にも段取りが生命線です。
経験値を蓄積することで、やらなくてもいいことと、やるべきこと・絶対に外してはいけないことがクリアになっていきます。
無駄な作業を省略することで時間をつくる。
そうしてできた余剰時間は、よりよい作物を栽培するために充て、地域の役をまっとうするのに充て、あるいは自らのスキルアップ(もしくは余暇?)に充てていく。
就農したては、作業ひとつひとつの要・不要が分からないから、不要なことに時間を割いて、もしくは時間を割くだけならまだしも体力を無駄に浪費して、そうして使った時間や体力は野菜の良し悪しには還元されないまま悪循環に陥っていく、という。
やらなきゃ分からない、経験しないと分からない。
少なくとも、自分で農業やるー!!
って人はたいてい、変にプライドが高くて人の言うことに聞く耳持たなかったりするので…いや、もう園主なんてその典型ですけれども(笑)
そんなわけで、人から教えてもらったところでなかなか消化できない。せっかく教えてくれてるのにね…。
消化するためには実感して痛い目見る、というプロセスが必要という。
回りくどいですね、ほんと回り道しまくってますよ、園主は(^_^;)
まぁおかげさまで、何故これをやるのか、何故やらなくていいのか、と実感で取捨選択してくることで得てきたものもあるので、何とも言えませんけれどもー。
今年の春野菜は出来が非常に良いです。
経験値蓄積による賜物、だと思うことにします。
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3/19播種、4/16定植の②フリルレタス。
この写真は4月16日の定植時の写真。
まだ小松菜などアブラナ科は画像右のほうで不織布被覆中です。
また2/19播種、3/27定植の①レタスは画像左のほうで生育しています。
5/14現在。
②レタス定植後、約一ヶ月。
もうすぐ収穫予定。
画像右側の、不織布被覆されていたアブラナ科は収穫をほぼ終えています。
また左側の①レタスも、そろそろおしまい。
①レタスは緑、赤それぞれ1200株程度。
収穫開始は4/30からになりますので、約二週間で、次の②レタスに収穫がシフトしていきます。
うちのような多品目ですと、販路を考えてこれくらいの数でじゅうぶん。
これ以上多いと、販路を別に探して、多品目を中品目くらいにしていかないといけないように思う。
なかなか難しいね、自分とこの経営に見合った適正規模での栽培…。
こちらはエンバク野生種、雪印種苗のヘイオーツ。緑肥。4/10播種。撮影は4/26、播種後約二週間の写真です。
その、エンバク。
5/14現在の画像。
播種後、約一ヶ月。
あと一ヶ月で鋤きこむ予定。
少しずつ、季節は移り変わっていきます。