事務仕事諸々。
毎年のことですが、二月の種まきから始まり五月中旬にオクラの種を植えて、作付けシーズンをあらかた終えるこの頃、体調を崩します。
農家のくせに貧弱やなー、と朝市出店仲間の皆さまからはツッコミの嵐をいただきますが、いやもうほんとに、貧弱です。むしろここ数年は、貧弱を盾に色々から逃げる技すら覚えてきました。
もともと貧弱であることはまずありきとして、それにしてもこの作付けシーズンの疲労はなかなかのものがあります。
特に多品目になると、検討すべきことが多くてワケがわからなくなること多々、期間中に何度もToDoリストを作成し直す、何とも言えない頭脳労働が…。
そんなこんなな日々を乗り越えて、ようやっと作付けもひと段落だね!!というタイミングで決まって蓄積してた疲労、アドレナリンで隅に追いやられていたはずの疲労がグググッと頭を持ち上げてきて、ずしん、と身体にのしかかる、そんなイメージです。
今週月曜日から風邪っけが抜けず、スローダウンしながら事務仕事や屋内出荷準備作業中心に動いています。
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事務仕事。
この春から新たに事務仕事がひとつ増えました。
妻は妻で、2018年度PTA本部の書記を担当しており、繁忙期にPCの取り合いになることも。
事務仕事は決して嫌いではありません。
エクセル、イラレ、フォトショ、他もっといろいろ使いこなせれば楽しいやろなー出来ること増えるやろになーといつも思います。
農作業についても、スタッフや妻とクラウドで情報シェアできればきっともっと効率的なのかもしれませんが、コンピュータアレルギーのあるスタッフ(笑)なので、毎回手書きのメモもしくは個人ごとにメールで連絡するという。
こればかりは仕方ない。大きな会社というわけでもなし。
そして、いよいよ、というか、今までしてへんかったんかい!というツッコミも入りそうですが、自分自身の労働時間をきちんと記録していくことにしました(^_^;)
人のデータはしっかりと残してきているのですが、自分のはいいや、と。どうせ経営者の労働は経費に計上されへんもんねー、無現に再生可能な資本はオレの体力だけだぜー!と逃げていたのですが…
あかん!これではあかん!
やっぱりきちんと自分のデータも残しておかないと、動きの改善に結びつくわけがありません。そもそも、この風邪がなかなか治らない状況もそうだろ、加齢は確実に体力を奪っているじゃないか、無現じゃないのよ体力ははっはーん、ですよ。
記録していった驚き…というほどでもないですが、のっけから12時間超の労働連発。
あぁ、こりゃダメだわ。
何でもそうですけど、数値として可視化されていくと、またそれが蓄積されていくと、見えてくるものが違ってきますね。何となく感覚でやり続けるのも職人芸として面白いけど、同時に使えるものは使っていかないと、そもそも非農家出身の参入者は同年齢の農家さんと比べてスタート地点からして出遅れてるのだから。
…
農業は勝ち負けじゃない!
…
そうですね、そのとおりです!
でも同時にそれは農家としての成長を諦めてしまうことにもつながる。農の成長は天や書によるものだけではありません。
先人を見て、技術を盗み、刺激を受け、感動し、焦りを覚え、嫉妬に狂い、そんな諸々を自らに還元していく。大切です。
さ、なんか収集つかなくなってきました。
もう少し事務仕事してから畑に出よーっと。