合歓の花咲く季節ももうおしまい。
合歓(ねむ)の木が好きです。毎年、合歓の木の花を写真に撮りたいなぁと思うのですけれども、ふむふむ、こやつの花が咲く頃、音吹は怒涛の忙しさに襲われます。夏野菜の収穫ピークを迎えるに加えて、秋冬野菜の下準備。頭の中がこんがらがって…こんがらがる、って何だ?ゴチャゴチャになってしまいます。台風11号の襲来以降、被害のあった作物の立て直し作業を含め、目の前に立ちはだかる案件がズラリ。
よーし、こんな時は、やらなくてもよいことをまず決めちまおう!これだけは外せないことだけを予定に組み込もう!
そんな取捨選択を7月初旬から続けている音吹です。なんとなくお久しぶりです、皆さま熱中症にかかりそうなムンムンする暑気、最大限の注意を払って、無理せずお過ごしくださいませね。ドタバタ続きのここのところ、思い出深いお話を少しだけ。
■さて、先日、シチクガモリの夏祭りに参加してきました。
朝市以外に久しぶりの出店。写真はFBページをご覧くださいな→【シチクガモリ】
ふじセンターという、時を経て廃れてしまったけど、昔は地域の皆さまが集うショッピングセンターだった鉄筋の建物。現在はアーティストが住みつき、その方々を慕う人が集まるコアな場所に。その場所を、再び地域の皆さまへも開放したいという主催者さん達の思いが花開いた、すっごく素敵で楽しいイベントでした。
個人的には写真、全然撮れなかったくらい大盛況でした。
野菜の他、いろいろと並べさせていただきました、バジルペーストたくさんお届けできました(^^)
FBページにはイベント中の写真だけでなく、このイベントを開催するにあたって中核メンバーの皆さまが会場設営をされてる様子などもアップされていました。ぼくはお手伝いに行けなかったけど、準備から何から作業を共有できたらまたイベントにかける思いも違ったものになってたことでしょう。コンセプトがはっきりしているイベントってやっぱりいいな、そこに意識を向けて動けるものね。
そして何より良かったのは他所から住み着いた人たちが、地の人を巻き込み、集まっていらしたこと。
おじいちゃんおばあちゃんは昔を懐かしむように建物の中でボーっと座ってらしたりおしゃべりしてらっしゃいまいしたねぇ。若い皆さまは若い皆さまの感覚で呑んで食って踊って歌ったり、と世代を超えてたくさんの人たちがふじセンターという場所を中心に・きっかけに集まって、それぞれがそれぞれに楽しんでいたという。
心地よかったです!ステキなイベントに参加させていただき感謝感謝~(^^)
■スモールファーマーズカレッジの総会?に参加というかお話させていただいたというか。
農が生活のどっかに関わっている、そんなスタイルで生きていきたいと考えていらっしゃる社会人の皆さまが週末に勉強できるスクール、SFC。縁あって代表さまと仲良くさせていただいており、それがきっかけでお話をする機会をいただきました。
うん、土下座して逃げ出したいほど、申し訳ないくらい話せなかった(笑)
以前、ある大学の講義でお話させてもらった時、その頃はまだ就農したてでだからこそしっかりパワポ資料つくって話す内容練って挑んだのですけど、今回はひどかったなぁ。しゃべることが得意な人ってやっぱりすごい、この年になると自分ができること、できないこと、明確になって、そういう意味でいい経験をさせていただきましたが、、SFC関係者の皆さま、もしこのブログご覧になっていらしたら、ほんとごめんなさい~(^_^;)
農業は、始めるだけならそう難しくないと思います、熱意と誠意があれば土地も借りられるし家もおそらく貸していただけるところまではすぐに行きつけるはず。大切なこと(のひとつ)は1,2,3年と続けて、さらにその先その先と継続していくことではないでしょうか。継続って難しいです。最初は新規就農だから許されるような、質の低い行為(仕事であり立ち居振る舞いであり)をしていても、それが大目に見てもらえなくなる時がくるかもしれません。その土地や地域にとって、自分という人間はほんとに必要なのかな、と自問自答し続けています。だって、野菜つくって売るだけなら、別に誰だっていいわけだもんね。農地という、基本的には他者が所有する場所を使って生産活動をする職業、あるいは生業なので、郷に入らばの気持ちって大切だと強く思います。不合理なこと、不条理なこと、あるかもしれないけど、それもまたこの生業に付随してくることなのでしょう。
そんなちょっと厳しいお話、SFCではなにひとつ出来ませんでした(^_^;)
厳しいこと、しんどいこと、あるかもしれないけど、だけど!やっぱり!楽しいから、農は。そんなの全部乗り越えて、やっぱり楽しいから!
農業はしんどいから息子には継がせたくない!って考えが一般的な中、いやそんなことない!めっちゃオシャレやんかっこいいやん最先端やん、そんな雰囲気になれば…いいですよねぇ。
あぁなんかうっとおしい記事になりました、合歓の花もそろそろおしまい、8月も見えてきました、またね!
高田さん、ご無沙汰しております。
ブログ拝見させていただきながら、なかなか気に効いたコメントが出せずにいますが、いつも大原を感じながら、楽しく読ませてもらっています。
お子様も大きくなっておられて驚きました。お元気そうでなによりです。
今回の記事は考えさせられました。
Iターンの方々がその土地で農業を生業にすることについて安易に考えていたので…
継続していくことの難しさ…そうなんですね~
そのお話もっと聴きたく思いました。
実は先日、亀岡の高桑さんの紹介で平井さんのお宅で月一開催する寄り合い(?)に参加させていただいたんです。
高桑さんとは「ほづあい研究所」で知り合うことができました。
以前、高田さんのブログで亀岡の有機農家さんを訪問されたときの記事をみていたので、亀岡でいつかお会いしたいと思っていたのですが、こんなに早くチャンスがくるとは(笑)
おそるおそる高田さんのお名前を出したら笑顔で答えてくださいました(笑)
とても素敵な方でこのご縁を大切にしたいと思っています。
そんなこんなで平井さんや原田さん、鈴木さんなどたくさんの農家さんともお会いしてお話を聴く機会をいただいた次第です。
平井さんのお話は噂通りのストイックな農業でびっくりしました。
それぞれの方の農業との向き合い方を聴かせていただき、一消費者としてはもう全面的に応援したくなりましたし、作られた野菜もぜひ食べてみたいと思いました。
サポステには、働きたいけどうまくできない、スピードが遅くて…要領が悪くて…と自信をなくされて相談に来られる方が多くいらっしゃるのですが、そんな効率のことばかりじゃなくてもっと自分に合った働き方もあるかもしれないことを知ってもらえたらと考えながら、日々模索中です。
なんだかとりとめもない話になってしまいましたが、暑さのなかの農作業、大変なことと思いますが頑張って美味しい野菜つくってくださいね。
また、お会いできることを楽しみにしています。
私はこのところ、毎週のように亀岡に通って藍染めに魅せられています。
よかったら「ほづあい研究所」や高桑さんのところにもまた遊びにきてくださいね。(自分のうちのように言ってますが)
増田美代子
m.masuda.qoo@gmail.com
増田さん、ご無沙汰しています!と言いますか、コメントに気がつかないまま返信をしておりませんでした…申し訳ないです!
平井会!縁とは奇なるものですね。亀岡にはとても素敵な新規参入の皆さまがいらっしゃって、その方々の求心力のひとつが平井会なのではなかろうかと勝手に思っています。ぼくも一度だけ参加させてもらいました。もともと平井君とは就農時期がほとんど一緒で、同じ方を頼った縁もあって、平井会とは別ルートからの知人です。高桑さんも本当に居心地のいい場を提供してくださる方でして、あぁまた行きたくなってきました(笑)
増田さんのように農の現場に入ってきてくださって、農家に寄り添って考えていただけること、我々のような新規参入の、しかも有機農業や自然農といった農法を実践するマイノリティにとっては何よりの力となります。ありがとうございます!
サポステの皆さまのこと、ぼくも社会では上手に働くことができない性分なので、身近に感じます。何かできることがあるのか、彼ら彼女らはどんなことを考えていらっしゃるのか、またいつかお会いできた時にでもお話聞かせてください。
ようやく大原では秋冬野菜の作付けも終盤戦に突入です。はやく緩やかな冬がきてほしいと毎年、冬が終わるたびに思います(笑)コメントありがとうございました、返信が遅くなってほんとごめんなさい!