新緑に呼応し畑は動く。
新緑が美しい季節です。
わたくし音吹じゅんは伏見区の醍醐出身、桜の名所醍醐寺徒歩1分のところに暮らし、小学校は醍醐寺の敷地内に、中学校は敷地内を横断しての登校です。花見の時期の通学路は桜並木。キレイなものでしたが、見飽きたというか何と言うか、現在あまり桜に興味がありません。でもね、新緑は見飽きることがなかった。桜が散った後の醍醐寺の新緑は、それはそれは見事なもので、毎日の通学もその時期はとにかく清々しいものでした。
畑仕事の最中に見上げるとこの緑。気持ちがいい季節です。
ご無沙汰してしまいました。忙しくも楽しい日々を過ごしておりました音吹です。
今日は明け方から畑の写真を撮って回りました。今は4時半頃から薄々と夜が明け始めます。里を牛耳る獣の時間はおしまい、獣から人へと世界の中心が移り変わるこの時間帯の不思議な感覚たら、ないですね。
怒涛のアップいきます!
…こういうの、flickrとかでアルバム作ったらもっと見やすいのかな。よりスピーディな情報をお伝えするのにもtwitterやろうかな、そんなことをヘラヘラ考えているうちに、実はそろそろ春野菜の本格収穫始まりそうです。
まだまとまった量がないこと、作付けでてんやわんやなことから配達などの本格的な出荷再開はもう少し先になりそうです。ごめんなさい!そろそろ春夏の出荷野菜情報をまとめないとね!
ではでは連休前の音吹の畑の様子をどうぞご覧ください!
花山椒。
ここ数日音吹でもタケノコいただいたり山野草食べたりする時には山椒ちぎってパパッと。
美味しいですよねぇ。大好きです。のっけから野菜じゃないですね(笑)
山椒の時期は里の皆さまはこぞって山椒ちぎりをなされます。トゲトゲ痛いでしょうに。それでもやっぱり季節感溢れる暮らしはぜいたくなのでしょう。
さて何でしょう?
…
…
…
…
これはキウイ!
キウイは驚くほど生育旺盛で、どんどん繁っていくようです。たった一株のキウイは一年放置するとびっくりするほどに。
水分を吸い上げる力もものすごく、枝を切るとポタポタと導管から水が滴り落ちてくるほどです。
日本の気候風土にはわりと適してるのかな?果樹は詳しくないので分かりません。
ボリジの花。
昨年のこぼれ種から発芽して、この時期に花を咲かせます。この淡いブルー、たまらないですね。マドンナブルーと称されます。
ですけどこの蕾もまたたまらん姿だと思いませんか?若葉はキュウリのようだと言いますが、うーん、何とも。
和名はルリヂシャ、ムラサキ科のハーブです。
ちなみに肥えっけがなくなってきたり、咲いてから時間の経ったもの、そして株の元気がなくなってきたものはこの淡いブルーの淵が紫色になってきます。
それはそれでキレイですけどね。
では花つながりで、こちらも。
なーんだ??
…
これは蕾ですよー。
…咲くと、
こんなのになります。
答えは…
…
…
…
…
…
セージ!
やっぱり越冬した大型苗のものです。花咲く寸前のハーブの香りはほんとに格別です。
あ、これ見てもらいたいな。朝市に持っていこうかな。面白いかもね!
これは簡単ですかね。
はい、スナップエンドウです。
実は、大原では時期的には走りのスナップ、さきほど食べました!!
うん!春の味でしたよ!
わずかしかないので朝市に少し持っていく程度でしょうか。もう一週間ほど待ってそれから収穫しましょう!
ね、ほらまだ細いもんね。
少ししかないからどこかで手に入れられた方はラッキー?!楽しみにしていてね(^^)v
こちらは実えんどうです。
昨年のオクラ後作後、不耕起のまま植えつけた実えんどう。イイ感じに育っているように見えますが…
お?!
やっぱりありましたね!
今年もたくさん採れるかな、豆ごはん早く食べたいものです。
スナップエンドウと実エンドウ、大原での育てやすさで言うと俄然実エンドウですね。スナップは冬越しするには大原の寒さは厳しいのかな。あまりうまくいった試しがないし、うまくいく自信もないんですよねぇ(^_^;)
そうなんです、春野菜が始まりそうな時期に、冬からずっと収穫し続けてきた野菜たちはそのバトンを渡す時期がきました。
こちらはワサビ菜。冬の寒い時期には葉を縮れさせていたワサビ菜、暖かくなるとのびのびと葉を広げ、姿をまるで異なものへと変貌させます。
黒キャベツの花。アブラナ科非結球のキャベツ。
今年は葉よりもわき芽そして菜の花に助けられました。他のアブラナ科野菜に比べて気持ち淡めの黄色い十字架花です。
驚異的な側枝の成長、これはすごかった。野生に近いからなのかな?コクがあってほろ苦みのほとんどない菜の花も美味しかったです。
来年はもう少し植え時期を遅らせて、越冬後の菜の花採りを狙うのも面白いかもしれませんね。ふむふむ。
長い間ありがとうワサビ菜、黒キャベツ!
日曜日の朝市が最終になるでしょうか、最後の彼らの雄姿、ぜひ見にきてやってくださいね!
一般的なグリーンリーフ。なんだかんだと食べやすいですね。
こちらはロロロッサ。
音吹のフリルレタスと言えばこれ。ふわふわ柔らかいこのレタス。今年もたくさん作りますよ!
もうひとつのフリルレタスとしてはこちら。食感としてはパリパリとして玉レタスに近く、その葉際の形の魅力がたまらないレタス、商品名はハンサムグリーン・ハンサムレッド!
…この名前、説明するのがいつも恥ずかしいんですけどー!美味しいよ!
だけど生育が遅い!
雨続きの後の晴れ続き。まるで乾季と雨季。まんべんなく降って晴れてを繰り返してくれればいいんですけど、自然は人の都合のいいようには出来ていませんね。
3月中旬播きのアブラナ科軟弱葉物類。第一弾の露地直播き分です。第二弾、第三弾と生育中です!
はい、あやめ雪!これで直径2cmというところでしょうか。今度の朝市からお目見えさせますね。
こちらも雨がないから生育に遅れが。
赤リアスからし菜。
ルッコラも同じ。生育が進んでいません。さぁどうしよー。
まぁ仕方がない。
天候をコントロールしようと、してるつもりでいると、むーん!ってなりますが、そんなことはできるわけもない。
自然の摂理に従って生きたいものです。難しいけどな!
さぁここからは怒涛の苗紹介…と思ったけど、それはそれでまた明日にでも投稿しましょう。
ではでは皆さまごきげんよう。
明日の音吹はひょっとして夏野菜の定植第一弾、ズッキちゃんに着手するかもしれません。
気持ちが逸るぜ!